・・・されど役者的妹尾blog

太く拡げよう僕の細道   since.2006.4.14
3

デル君殺人事件。

ありゃりゃ・・・


斉藤さん(PC)の弟分、デルさんちのノートパソコンが死にました。


全然言うことを聞いてくれないのでマウスを液晶に向かってエイヤッと投げつけたら、中の人がつぶれたみたいにビローンって。

へんてこりんなことになって画面半分何も映らなくなってしまいました。



まぁ仕方ないというか高くつくことになっちゃったって言うか・・・


アホ全開です・・・

むむぅ。











なんでも世間的には連休だったらしく。

そんなこと全く知らないで3連休の初日から友人と日帰りの温泉ツアーに出かけようってことになっておりまして。

車で出発、即高速へ。

大渋滞。



なぜにっ?



と叫んでみたもののアフターカーニバル。

普段なら1時間くらいで行けるところにその何倍もかけてたどり着き、あふれかえった客と一緒にお風呂へ。

奥多摩の温泉なのですが、東京都内とは思えないほどの田舎、アンド情緒で。

泉質も身体にまとわりついてくるような粘りっこいもの。

近場にも良いところがあってたいそう喜んでおるところでございます。





で、早々に切り上げて帰宅、帰りはこんなにも早く着いちゃうのねーと。

だから早速飲みに行きましょうという分かりやすい馬鹿の一つ覚え的な展開。


トゥルトゥルになった体で焼き肉屋さんへ。

煙に燻されて違う意味でトゥルトゥルの重ね塗り。

てかてか、ベタベタになっての大満足でしたとさ。







翌日、知り合いの役者さんのお芝居を観に行くという約束を守りお昼から観劇。

うん、なかなか難しいお芝居で。

で、そのままもう一人、別の人のお芝居にハシゴ。

お笑いベースのもので難しくなく、楽しく観ることができました。

個人的にはやっぱり芝居は楽しい方が好きかも。

したらば懐かしい顔やいつもの顔や、とにかく知り合いがいっぱいいて。

今日は絶対に飲まないぞと誓ったのはすでに忘却の彼方。




はいはいはいはいはい、おちゃけおちゃけおちゃけ。

気がついたら終電をぶっちぎり。

仕方なく?電鉄会社が動き出す朝まで飲み屋で待ってようよってことに決まり。


本当に仕方なく飲み続けておりました。



当然昨日は身体の器官全てが休日と化しており、何かの液体を垂れ流すだけの朴念仁として立派に倒れ込んでおりました。






で、気づいたらデル君が死んでいた、と。





酔った私はいったい何にむかついていたのでしょうか?

今となっては全ては闇の中・・

もう一人の私しか知らない、闇に葬り去られたのでございます・・・






























<麻呂のお話 5>


私には縁の無さそうな、本郷は赤門をくぐり日本で一番と言われる大学に入っていきました。


若い先生が全て段取りは整えてくれています。

獣医科の外来に並び、順番を待ちます。





どのくらい待ったでしょうか。

春から夏へと心を弾ませるべき季節だったように記憶しております。

二階の待合室に連なって、外に飛び出すように設計さたテラスがあります。

例のピンクの持ち運び用のバッグに入っている麻呂を外に出し、暖かくなりかけていた空気を思い切り吸い込んでいました。




「絶対大丈夫。大丈夫大丈夫・・・」



何が大丈夫なのかは理解していません。

とにかく念仏のようにつぶやきながら自分をキープしようとしておりました。

風を感じるどころではありませんでした。






診察室では一通りの説明を受けます。

いかにもベテランぽい先生は敢えてそうするのか、普段通りなのか、淡々と箇条書きのような説明をしてきました。



1.全身麻酔の危険性。

2.幼体での連続した検査の身体的負担。

3.どちらにしても望ましい結果が出ることは考えにくい。

4.費用はとてもかかる。




1.2.は予想してきた。

麻呂と二人で乗り越えよう、ケンカしようと話し合ったこと。

3は知ったことじゃない。

それをぶっ飛ばすために来ている。

4,乞食になってでも何とかする。




負け惜しみの固まりです。

半分泣きながら麻酔、MRIとこなします。

これで良いのだろうか?






生きているのか疑いたくなるほど深い眠りについた麻呂を抱き、重い足取りで家路につきました。

胸に耳を当て、鼻先に髪の毛を垂らし、とにかく動いていることを確認していました。



やっぱり思ってしまう。

こんなに辛い事させて本当に良いのだろうかって。




100万分の1でも良いから変わってやりたい。



何もできない、何もしてやれない自分をこの時ほど憎んだことはなかったかもしれません。






夜中でしたでしょうか。

麻呂はまたもや突然に目を覚まし、元気に甘えてきます。



おしっこをトイレでやろうと必死に頑張っています。

だって、上手くできたら私は溶けるほど頬ずりをして誉めてあげるから。

それが嬉しくて嬉しくて、一生懸命トイレに行って用を足そうとしています。




しかし、、病魔が身体をむしばんでいるのでしょう、前足でしっかり大地を踏みしめることが難しくなってきているように見えました。


否、確実に・・・





この頃から現在ある現実を真正面からとらえていたように思います。

自分達を慰めても快方には向かわない。

現実を理解して、少しでも良いから良策を講じようと。

デジタルな自分を強く持とうと。









夜の発作も頻繁に起こるようになりました。

急に<キャインキャイン>と絶叫したかと思うと壁にぶつかるまでのたうち回って転がり、私が抱き上げても首をあらん方向に捻り上げて苦しみます。


大きな声で、いかにも遊びの続きのように



「麻呂!どーした、うん?びっくりしたのか。そっかそっか!だーいじょーぶだー、お兄ちゃんがずーっと一緒だからな!」




何なら大きくげらげらと笑って見せました。




「男の優しさは強さの裏返し。」





現在でも持ち続ける私の持論です。





首の毛が3つに分かれて痙攣しています。

声をからして




「ヒャインヒャイン・・」




助けを求める目ですがってきます。

何もしてあげられません。

何も、全く、ゼロで。



ははははは。

抱きしめる以外何ができるのでしょうか。


しばらくすると落ち着きを取り戻し、





「あー、びっくりしたよ、お兄ちゃん。でももう平気。ね、あそぼあそぼ!」




遊びたくてたまらず、前足で私にせっついてくるのですが上手く身体を支えることができません。

ジャンプのような形を取るたびに前足が両側に開き、あごから地面にぶつかっていきます。

それでもそれでも必死になって遊びたがる。







あーーあーーあーーあーーあーー。
















MRIの結果の出る日。

麻呂と二人、電車で向かいました。












「妹尾さん、これね、仕方がないです。安楽死させましょう。」






あーー、あーーあーー、あーー、あーー、あああああ。







か・み・さ・ま・・・・・そこにいるんでしょ?
これみてるんでしょ?
いいたいことわかってるんでしょ?
まだうまれてからよんかげつだよ?
これでいーの?













帰りの電車の中、女子高生の二人組が


「うわー、かわいい!」


はしゃぎながらピンクのバッグから出ている麻呂の頭を撫でていました。






私は、笑うでもなく気に留めるでもなく、ただその光景を眺めていました。





             麻呂5


                       <早く終わらせたいんですが。辛いわ。>

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3 Comments

氷室 静 says...""
もう1人の人格さまにお伝えください。
>中の人つぶしちゃらめぇええええw
麻呂くんのお話。
実際にお聞きしたときを思い出しました。
4年前でしたね。
あのとき、とっても繊細に見えたんだなぁ。。。
2008.09.18 02:35 | URL | #- [edit]
へから夫人 says..."恐ろしい酔っ払い"
酔ってノートパソコンのモニタにマウスを投げて壊した!?
モニタが、割れましたね。
同じこと、自分の旦那にやられたら、2日間口きかないぞ。
麻呂君、すごいです。
原形をとどめていないほど、脳が変形していたのに、そうやってトイレをちゃんとしようとするし、
一緒に遊ぼうとする。
すごいです。
やっぱり強くないと、本当に優しくなんてできないです。
私もそう思います。
麻呂君は絶対に幸せでした。
優しく強い妹尾さんがお兄さんで。
だけど、本当の強さが試されるのは、残酷な現実を受け入れざるを得ない瞬間なんですね。きっと。
2008.09.17 05:30 | URL | #no8j9Kzg [edit]
前田慶次 says..."妹尾さんは"
 とても優しい方ですね!最後まで見させてください!
|θ‐)ただ…お酒の飲みすぎはいけませんよ~!
都会はいいですね~!富山だと、飲み屋なんて、遅くても2時で閉まってしまいます(泣)
 
2008.09.17 02:10 | URL | #MDo56pwE [edit]

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