・・・されど役者的妹尾blog

太く拡げよう僕の細道   since.2006.4.14
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やんごとなきかな..

重いペンを取ります。

「ダ・ヴィンチ・コード」行ってきましたとも。
ここから先のこの映画に対する批評は完全に私見でありますのであしからず。

...9対4で原作の勝ち。

やっぱりなーって感じでした。
思いついたことを一つずつさらってみましょう。

私、あの本を読み始めてすぐに「黄金比」のことについて書かれているところに、とても興味を持ったんです。
存在自体は知っていましたが詳しい解説を見て「なるほど、なるほど」と、知的好奇心を満たしてもらい気持ちよくなれたんですよ。

でも、映画では一切カット。
ま、当たり前と言えばそうなんですが、サスペンス仕立てのストーリー展開にしようと思ったら切らざるを得ないんでしょうな。
それでも2時間20分くらいある作品ですから。
個人的には残念。
食いつきというかツカミ、のように感じてたから。


テンポ。
敢えて苦言ですが、ここは特に感じた部分。
原作本を個人で読む分には

「あれ?なんじゃこりゃ?わからんぞ。」

って思ったら2~3ページ戻ったりすることありますよね、あるんです私は。
納得してから次に進みたい、とか、脳味噌真っ白なのに目だけで読んでる、とか。

特にこの本の場合、台詞だけで書かれていたら(戯曲のように)多分ですが本の厚みが半分以下になると思うんですよ。
上・下巻とかいらなくね?みたいな。

行間にちりばめられているバックボーンや事象の説明、名前について、画について、人物について等々ストーリーをおさえる上で知らなきゃならい事が山ほど書かれています。
ですが、映像上で、ストーリーテラーや解説者がいるはずもなくそれらの説明は全て役者の台詞に加味されていくんですね。

つまり、例えばですが、一つのオレンジを手にしてにっこりと微笑めば良いところを、あえて

「これは愛媛県で採れた、最上級のミカンで、色、艶、どれをとっても一級品。もちろん口に入れればその甘さたるや筆舌に尽くしがたい!さぁ、私は今まさにこれを食すぞ」

ってなかんじに言わなきゃならなくなるんです。
私らの世界では「説明台詞」といってますが、実はこれがなかなかやっかいで、一旦は分かりやすくなるんですが続けば続くほどテンポがだるくなるんです。ドキドキしたスピードのある展開に水を差す、というか。

もちろん、ハリウッドの凄い偉いさん達はそんなことは百も承知で計算しているのでしょうが、私はやっぱり...
まぁ否めないことだと思います。

で、観る前にトム・ハンクスについて

「ええー、そんなベタなキャスティング....」

と言っておりましたが、間違いでした。
そんなややもすると重く感じる展開で、彼の間、リズムに救われた気がしました。
あれをもっとアクの強い俳優さんにやられていたら正直カッタルくて観てられなかったと思います。
淡々と普通に、でも押さえるところを押さえて味を出す。そんな渋い演技力は本当に素晴らしいと思いました。やっぱり最終的には残ってるもの。

でね、あとは作品世界 のとらえ方、なんですが。これはもう個人個人でいろいろあるべきところでしょうが、観る前に

「想像力に制作費は何百兆円でもかけられる」

と言いました。
だから殆どの作品において、予算に限りのある<映像>よりも頭の中の<作品世界>の方が優れたモノになる、とも。

それに関してはマジで無かったですね。凄い。
ルーブル美術館や教会、(原作上の実物とは異なるものもあったが)本物の持つ重厚さや威厳が画を通して伝わってきました。
ですからチャチっぽいところが全くなく美しい仕上がりに感じましたよ。

エンディングには問題あり。
むむむ...これも仕方ないのかな?
抽象的なボカシを入れた終わり方で、美しくフェードアウトさせていきます。
いわゆるアメリカ映画っぽくハッピーエンドに「力技」で持って行こうとしているような。
ちょっと無理矢理かな...


とにかく、  この映画をこれから観に行かれる方は「原作を読んでから」とお薦めしておきます。
読んでいっても、

「ちょ、ちょっと待って。何やったけ、それ。一時停止して一時停止。おい、リモコン貸せやあ!」

てなことがふんだんに起こりました。
私が、頭部をやや膿んでいることを差し引いても二度三度はそういうことがあろうかと危惧されます。

本を読まないで観に行っていたことは想像したくありません。


ということで、「原作」対「本編」は9対4で原作の勝ち。


はい、またでましたね、9対4。
この数字なーんだ?

答。今日の野球の結果。
私今、球団「ゼッツ」と言うチームで草野球をやっているんです。

<余談であるが実は私の草野球歴はとても長い。21才の時から。つまりいろんなチームを渡りながらもう22年も。早っ。楽しいことは続くモノである、の良い例。>

で、今参加している大会が
東京芸能人春期野球リーグ戦
という大会で、早朝に神宮外苑でやってるんですわ。

まぁ、一生懸命、楽しく必死に遊ぶ。みたいな空気の
素敵なチームなのよ。
で、今日が今大会3試合目。
なんかね、勝っちゃったりして。9対4で。
全勝なんですよ。今のところ。
6チームでやってるんですが「優勝」とかも見えてきて。
シャレにならない。マジですか?何故?
自分たちが一番驚いています。

東京中日スポーツさんが後援についててくれて、新聞とかにも載る大きな大会なんですよ。
優勝したら新聞に出ますよ、野球ネタで。意味不明っすわ。 
わははーい 来週もガンバロッと。


Zizawa.jpg ←伊沢 弘
やはり今はこの人から紹介すべきなんでしょう。
春先の仕事人、この時期は毎年絶好調です。
花粉が良い感じなのかもしれません。
マスクを取るや否や大当たり。
なんでも「ボールが止まって見える。」と川上哲治のように
のたまっております。
とにかく只今ゼッツのぶっちぎり首位打者(何故だか今のところ打率が一等賞の意。”打率”の意味が分からない人は次の文にとばしてもらって可)
でございます。

私は何年か前に伊沢さん演出の「筒井ワールド」という筒井康隆作品に出演させていただいてからのお付き合いです。
温厚に見えますよ、ええ。稽古じゃなければ。
若手を多く育て、芝居をいっぱい作ってお酒もいっぱい飲む、
ちょっと変なおぢさん。
愛すべき芝居大好き人間です。

伊沢 弘(いざわひろし)情報

<俳優。演出家。ビッグフェイス主宰。>
 H/P→ここを押してごらんなさい、ほら、ね!

主な作品
【舞台】
`79. 劇団テアトル・エコー入団(以降`88まで数多くの公演に出演)
`85. 筒井康隆大一座 旗揚げに参加(以降、数多くの筒井康隆作品に出演)
`95.~『筒井ワールド』シリーズを主催 `96はロサンゼルス公演も実現
`01./`02.『ダリオ・フォーのびっくり箱』(シアターX製作)
`02.~新シリーズ『笑う女。笑われる男』で長編書き下ろし、演出
`03. 『明石家さんま主演・奇人たちの晩餐会』(CX製作)
【ドラマ】『教師びんびん物語・』(CX/レギュラー)
『はみだし刑事』(テレ朝)『いいひと。』(CX/レギュラー)
『青い花火』『二人でタンゴを』(NHK)
『幸せづくり』(東海テレビ/レギュラー)『マジシャン刑事』『新お水の花道』(CX)
『ごくせん』『天国のダイスケへ』(NTV)
【バラエティー】『いただきます』(CX/レギュラー)
【映画】『さすらいのトラブルバスター』(井筒和幸監督)『BOM!』(鹿島勤監督)
【ビデオ】『静かなるドン7』『BOX39』
【ラジオ】『伊沢弘の歌出前』(ラジオ日本/レギュラー)『平成夜話』(ラジオ日本/レギュラー)
【CF】カシオ グリコ 出光 小林製薬 サントリー AIONE 味の素 
【ナレーション】講談社(レギュラー) 丸紅 TOYOTA  大成ロテック 東京ガス 大塚商会 
マニュライフ生命 ライオン NTTドコモ カルピス
【司会】『世界平和音楽祭』『巨人軍ファン感謝デー』『東京国際マラソン』
【番組構成】『ビンセント・コール』(東京FM)
【脚本・演出】『筒井ワールド・シリーズ』『笑う女。笑われる男・シリーズ』『スーパーギャグライブ』






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1 Comments

it's me☆ says...">やんごとなきかな.."
『黄金比』!!出てきましたv-72
あれから30ページくらい進んだトコロやったんですが、私も凄いと思いましたv-22
 人の体をそういう観点で見たことがなかったので。。

相変わらず人よりも読解力が足りないようで、カタカナいっぱいの本やから、初めはてんやわんやで、塾頭が書いてあったように2度3度、いやいや、それ以上読み返してましたv-16

 今は、そろそろ登場人物や、何やらの関係がわかるようになってきて、ようやく上巻が終わりそうですv-19  私のは単行本やからまだ中巻、下巻がまってますがv-48映画が終わるまでには読みたいっ(^^;)

あ~!!筒井康隆さん好きです☆
 電車で読んでるとちょっと恥ずかしい時もありますがv-48まさにワールド!!

*HPの件、ありがとうございました☆
 これからもよろしくお願いしますv-254






2006.05.24 11:18 | URL | #- [edit]

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