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・・・されど役者的妹尾blog

太く拡げよう僕の細道   since.2006.4.14
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ゴリゴリっと乗り越える。オカン、有難う!



母が逝きました。

想定内、想像通り、折り込み済み、です。

数年前から。

私のような出来損ない、世の中を舐めてふざけて斜めに見下していたクソガキを4.050gで産み落とした女。

いろんなドラマを見せられたし、いろんな話を聞かされ、嵐のような人生を送ってきた女性でした。

映画「火垂るの墓」を観るたび、


「あの子お同い年や。涙無くして見れんなー、全くおんなじやわ。」


って言ってた戦争体験者です。

激動の昭和を駆け抜け、そんでもって働き抜いた立身出世の人。

優しいけど気も荒く、勢いとプライドと感情だけで生きた女です。

世の中でよく言われる、母の立派な一言なんてほぼありません。

頭をラジカセでなぐられて血を吹き出したり、大切なものを踏み壊されたり、そらもう情緒不安定な様を散々見せつけられてきました。

メスゴリラと隠語を使って母を呼び、兄弟で震える日々を過ごしていたものです。




私が18歳で東京に出してもらい…その頃は親から逃げられる一心で喜び勇んでおりましたがその親の年齢になるとまた違った見方があって複雑な思いに駆られております。



さて、呼吸が止まったからと岡山から呼び出され。

詳細わからないので弟と情報を集めましたらやはり何のことはない、医者の言葉通りで。


「延命治療は、本人の望むところではない。」


とサインをしておりましたのでそれもなく。

死に目に会うことはできませんでしたが折り込み済み。

ずーっと駆けつける新幹線でも涙も流さず、また感傷を吹き飛ばしていましたが…母の居るべき部屋に入って対面をしたらやはり無理でした。

綺麗に、とても綺麗に化粧してもらってて。

痛みや苦しさや、持っていた全ての困苦をスッキリさせたような顔。

抱きしめて頬をすり寄せましたら分かってはいるけど冷たい。

そして当たり前だけど固い。

いいんです。

役者をやった時からこうなるのは分かっていたし覚悟をはありました。

自分の頬の温もりを母のそれに伝えようとしばらく抱きしめていましたら、なんとなく暖かくなってきたような気がして。


「オカン、よう頑張ったなー、偉かったぞー!楽しい昔の仲間と会えてるか? 俺らのことは気にするなよー!」



って。

妙にしょっぱい涙が止まりません。

何を書いてるのかもはっきりしないのですが、偉大な母に愛と感謝と労いの言葉をかけてあげたいんです。

すみません、変なブログで。

本当に有難うな、オカン。

愛と感謝とお礼を抱きしめて生きていくよ。

あ、一つ思い出した…ガキの頃言うてたなぁ…


「覚えときや、人間に一番大切なものはな、愛 やで。愛ほど尊いものはないんやでぇ。」


多分その場の勢いだったのでしょうが、夏休みの宿題で読書感想文のヒントをもらった時に言われた言葉です。

有り難く頂戴して、その感性を語り伝えたいと思います。



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2 Comments

亜季緒 says..."おかあさま"
愛より尊いものはない。その通りですね。どうか、安らかにお休みください。
2019.05.04 15:58 | URL | #- [edit]
マリ says...""
妹尾さん、お母様 旅立たれたんですね。
色んな意味で良い息子をもって幸せやったと思います。
どうか天国への道が真っ直ぐ平坦でお母様の歩きやすい道でありますように。
合掌…。
2019.05.03 16:44 | URL | #- [edit]

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