・・・されど役者的妹尾blog

太く拡げよう僕の細道   since.2006.4.14
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親戚は新鮮



私は「親戚」というものにかなり縁遠いところで育ちました。

従姉妹がいることも30才くらいまで知りませんでしたし、限定された数人しか知らなかったんですね。

でもまあそこがデフォルトですのでなんてことはない、問題も無い、寂しいこともそんなに無い。

冬休みが終わって登校した時、友だちらとお年玉の話になります。

そのときはさすがに嬉しい気持ちにはなりませんでした。

親からしかもらえないんですね、基本的に。

じいちゃんやばあちゃんからもらった!って喜んでるヤツの額が大きいこと大きいこと!!


親の知人や、会社をやっていたせいもあってそちらのつながりでもらうことはあったのですが、そんなのは建前だけの名義で子供の私らが手にできるモノでもなく。



「あーあ、なんでワシらには親戚がおらんのんじゃろ…。」


弟と嘆くこともありましたが、まあそんなのはその日だけで忘れてしまいます。

大人になり、自分にも親戚がいたことを知り、また、記憶にはないおじいちゃんに抱っこしてもらったことがある等々の新事実も分かってきたんですね。

私が上京した後のことですので、両親を飛び越えてお話しさせてもらったりお付き合いをさせてもらっていた人が二人ほどいました。

仲良く。

そのうちの一人が、臨終の床についておりまして。

眠っている顔を見ていますと、胸を打つモノがあります。

昭和初期の生まれ、戦争やら紛争やら激動の時代を生き抜いてきて。

人を多く育ててきて。

とても大きな会社の重役にまで上り詰めたその顔に感心させられるんですね。

ご多分に漏れず超貧乏な家庭に育ち、苦労を強いられてきた方ですが、男子の本懐を遂げた…やり切ったという安堵の顔にも見えてきます。

生命を永く維持するための装置を、自らの意思で外させたと。



耳を近づけ、ぎりぎり交わす会話。



「ふぐが食いたいんや。お前、どっか店を予約してくれ。」



食えるわけがありません。

誤嚥(水や食料が気管に入ってしまう)をおこすので点滴オンリーです。

口を湿らせることも止められています。



「…ええよ。都内のど真ん中で豪勢にやろう。おっちゃんの元部下とかも全員声かけるから200人は下らんやろうな。でっかいホテルでやろか。」


「アホ言え。そんな仰々しいことせんでもええ。高くつきすぎるやろ。」


「ほなら何処にする? 本場の山口県のまで行こか。」


「もちょっと近場にせえ。」


「高級過ぎんで遠すぎんで…そしたら枚方(昔、叔父が住んでいた)で探そうか。」


「落としすぎや。」


「…。」



大阪のおっちゃん、この期に及んで間が完璧。(枚方には何の悪意もありません)

おそろしいですな、修羅場をくぐった人間は。


伯父の大往生に向かう姿。

私も、何か大きなモノを学ばせていただいているところでございます。

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さて。

先日のオーディションで呼んでいただいた某ドラマの撮影に。

明るい現場で皆さんとても盛り上がっています。

監督、カメラマン、スタッフさんたちに明るい人が多いのはいいですね。

空気が大変よろしゅうございます。

監督といろいろディスカッションしながら芝居の雰囲気や求められる画を追求して。

お互い納得の上で演者と撮り手がコラボする。

オッケーがかかった後で監督が満面の笑みを向けてくれると、悦楽気分に陥ります。

作品作りに役立てる悦びはひとしおです。

IMG_2656.jpg
ウラで悪いことしてる外務大臣…。

が、一方では週刊誌ネタのようなこと(書けましぇん…)が現場を困らせておりまして。



「おおお、ゲーノーカイっぽいぞ!」


なんて野次馬させてもらっております。

IMG_2651.jpg


さ! 夏ですしね。夏用のバイクジャンパーも短くぶった切って涼しくなりました。



一度しかない人生をやり切れるよう進みまくるぞ、と!



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1 Comments

へから夫人 says..."親戚って"
親戚づきあいってどうしても母方の方の親戚方が付き合いが濃くなりがちです。
母方とは従姉妹も兄妹のように仲良く遊んでました。
お年玉は、割とたくさんいただきましたが、親戚内で「この範囲まで」というのが決められていましたよ。

妹尾さん、伯父さんとおいしいフグ、堪能したかったですね。
でもそうやって冗談交えて交わす会話が何よりのご馳走かもしれません。
2017.05.24 20:05 | URL | #no8j9Kzg [edit]

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