長々とバイクネタ、一部の方にどぞ!
通りゃんせ、通りゃんせ…。
楽しいことを書きたいのですが、腹立つのでネガも書いちゃいます。
車の税金を納めに参ります。
車2台、バイク2台。
趣味もかなり入っているから仕方ないけど…くそ高え。
しかももう手元になくて、4月に1週間ほど家に残っていた古ーいプレオ君の税金、軽四なのに12.900円て。
13年を超過したら高くなるんだって…本来7.200円が。
必要なモノは払いますよ、国民の義務として当たり前ですし。
福祉や教育、いろんな所に使って下さいな。
でも…モノを大切にしていたら税金が高くなるっていうね、儒教的な感覚にも日本人的な感覚にも相反するやり方、気持ちよく納得できるモノではないです…私は。
ホントにね、とれるところからむしり取るっていうバランス感覚の悪趣味色が最悪です。
今騒がれている都知事みたいな浪費に使われてるんじゃ胸くそ悪いっすわ。
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はい、またまた懐かしい写真をアップしてみたいと思います。
まず一つめ、<ルージュの伝言>から。
これはユーミンの歌詞をドラマに起こした、一話完結のドラマでした。
私と有森也実さんと、二人のラブストーリーでした。
まだ都庁ができたばっかりで。
晴天の新宿公園でロケをしていると真横にそびえ立っているんですが、それまでそこには存在しなかったビルです。
高層ビル群の中にあっても、なんじゃーこりゃああ!ってくらい大きな建物に見えました。
「昔付き合っていた二人が偶然の再会。お互い、結婚していることを言えずにドギマギしてて…焼けぼっくいに火がつくか…?と思いきや、写真に子供の顔。指にリング。
あの頃とは違うんだ…的に納得し合い、お互いこれからの幸せを祈りながら明るく手をふってサヨナラする…。」
みたいなストーリー。
とても楽しかったのを覚えています。
まあ時代的に言えば…トレンディードラマっていわれたモノの範疇かと。
で、こちらは<はぐれ刑事・純情派>ですね、きっと…。
藤田まことさんには本当によくしていただきました。
芸能界の裏話なんかもたくさん教えてもらいました。
必殺シリーズにも数度お邪魔しておりましたし、とにかくステキ、ダンディーな芝居が私は大好きでした。
味…ってこういう風に魅せていくんだなーって勉強させてもらいました。
ああ、またお会いしていろんな話を聞いてみたいな、と。
感謝の気持ちは未だに持ち続けております。
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ちょっと最後に楽しいことを…つってもこれは私の変態的な部分ですので興味ない方には何が何だかさっぱりでしょうから、ここで読み終えて下さい!
一部のマニアさんだけ、引き続き放送を続けます。
30年ほど前に付き合いのあったSさんと、その旦那さん。
fbで数十年ぶりに連絡を取り合いまして。
いろんな話をやりとりしていたのですが、なんと夫婦揃ってバイクレースをしているとのこと!
神的に優しくてエンジンとか詳しい人なのも納得。
すんげえ多趣味で、バイクはバイクでもチャリンコも毎日数十キロ乗るほど好きらしく。
あとはラジコン、最近は手話にも手を伸ばしておられて。
とにかく何でも自分でやっちゃう、作っちゃう人。
聴かせてもらって驚きましたが、凝りに凝って自作したスピーカーとかも。
「レコードで、歌っている人の唇の開閉する音が見えるように作った。」
とのことですが、いや、マジで。
サックスとかすぐ隣で吹かれてる気分でしたもの。
ま…とにかく私の調子の悪いバイクのことを話したら、
「とにかく一度持ってきて下さいよ。自分でやってもらうけど、いろんなことをレクチャーするし工具もそろってるから。」
って優しい言葉。
行って驚きましたが、<工具が揃ってる>っていう一般人のレベルじゃない。
旋盤や溶接器具は当たり前として、何に使うのか分からないほどの機械がぎっしり。
家一件分、ワンフロア全部。
こりゃすげえわ。
ご主人、出身地である東北の震災で辛いことがたくさんありすぎたらしく、
「あの後の人生はオマケみたいなもの…。」
って話してましたが、誰彼なく優しく接する人間性に、気高く見えるほどのオーラを感じました。
で、とにかくバイクをバラして最悪のモノから調子を取り戻そうと。
やっぱ、キャブですか。
負圧式気化器…エエゴで言うところのCVキャブレター。
こんなのね、教本とかにらめっこしててもやれませんよ、めんどくさくて。
必ず元に戻らない自信しかありませんもの。
隣で、あれこれ言ってもらえるからできるの。
キャブの中身はね、そらもう長年にわたってこびり付いてたガソリンのカスと埃やなにやら意味不明のモノが混ざってできあがった鳥の糞みたいなもんがびっしり!
これを全部キレイに溶かしてエアを吹いて。
組み直したらあら不思議。
次からは自分でできそうな…いや、できる。
キャブのお掃除できりゃあたいしたもんですよ、あーた。
ご主人、プラグ穴にバキュームぶっ込んで圧縮比を測ってくれまして。
「2番だけ弱い…だから始動性が悪いんでしょうね。次は圧縮を4発そろえるところからやりましょう。
で、その次はフロントサス。ちょっとオイル滲んできてるから。1Gから妹尾さんの体重でちょうど良いセッティングを出しましょうね。
で、その後はタンクのさびを落としちゃいましょう。またキャブが詰まる原因になるんで。
あ、ちょっと燃料ポンプが弱ってるからヤフオクあたりでゲットしておいて下さい。あとはサスのオイルシールとね。」
俄然やる気が出てきますわよ!
同時に老バイクに対する愛着もものすごく。
…。
……大きな声では言えませんが、キャブをぴかぴかにして空気やガソリンを不自由なく通してあげただけで…バイクが恐ろしく速くなりましたのね。
ちょっと身体がおいて行かれる感じの…元々ZZR1100Cのエンジンはまだ世間様が余りうるさくないときに作られたバイクです。
そしてそのエンジンの出力特性も、パワーバンドでもりもり力が出てくる2次曲線的な出方をするのね。
分かる人はうんうんうなずいてもらえると思うけど…昔のNSRやガンマやRZ、GT38、もっと言うならマッハみたいな…つまり2ストと同じような特性なんですね。
で、排気量があるからトルクは十分で。
5速や6速に入れっぱなしでもアクセルワークだけで前に出て行く力はあるんですよ。
それが、今回さらに磨きがかかった…っていうか、本来の力を取り戻したのね。
ものすげえのよ。
高速道路、前のひとかたまりを追い越そうと準備。
3速くらいで80km、おいしい回転数にタコを合わせておいて車線変更。
チョト 失礼してアクセルをがばっと捻りますと…なんて言うんだろう、前方にはじき飛ばされる感じ?
ジャックと豆の木の人がドライバー(ゴルフ)でバイクの後ろをフルスイング、みたいな。
あーた、そりゃもう気持ち良か良か良かタイム(昭和)!っすわ。
「もっと調子が良くなりますよ!」
って言われたけど、楽しみすぎるって言うかこれ以上速いのってどうなんよ!でニヤけてしまうのね。
死ぬわ…ってくらいの恍惚。
ホントはね、古いバイクがそんなに速いわけないだろ…って理解してるんだけど、23年モノっていう年齢や、壊れるなよーっていう労りの感覚を持って接するとですね、別物に感じてしまうんですよ。
整備して良くなるのもモロに感じられたし、キャブの性質上、乗り手の手のひらに優しいのね。
柔らかいって言うか暖かいって言うか、融通が利く…っていうか…。
どこでどうなるか分かりませんが、この老バイクとはまだまだ付き合っていくつもりでございます。
整備する度に報告しますので、一部のいい歳こいたバイク好きの方、お楽しみに!
Sご夫妻、本当に有り難うございます。
また近々、速攻で参りますので!(ただいまパーツの入荷待ち)