・・・されど役者的妹尾blog

太く拡げよう僕の細道   since.2006.4.14
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筒井巧 …考。




先日、とあるオーディションに行きました。

まあね、オーディションに行くことは普通にありますしなんてこともないのですが。

半世紀を生きてきた大の男が、半分くらいしか生きていない奴らに何だかんだと判断されて合否が決まります。

もうね、知ったこっちゃない。

好きにすりゃあいいじゃん! 俺の生き様を切ったり貼ったり好きにしろよ!!!

ってな具合で開き直っていきますと、不思議とうまくいったりするものなんですね。

これはもう、目に見えない意識のやりとりですから何が正しいのかさっぱり分かりません。

が、とにかく一生懸命稽古をしておこうと、そのくらいなものです。

で、ずいぶんと落ち着いた空気のをまといながらオーディション会場に入っていきました。

控え室。



当日、そこで芝居をする絵コンテと自己紹介を書く紙がおいてあります。

自己紹介→自己PR…的な。

情けない話ですが、私は自分の過去作品を覚えていないので作り置きのPDFとかを開いて、見ながら書かなきゃなりません。

スマホを睨みつけながら書き綴ります。

と、そのとき。




「あ、おいおいおいおい!」


って。

ものすごく聞き慣れた声に目を向けてみますと、なんとそこには筒井巧さんが。

あほ筒井
(写真と本文は少ししか関係ありません)



「会うね、会うね、最近よく会うねー!!」



ってそのまんまの言葉を投げかけながら私のいる控え室に入ってきました。

私も驚きまして、




「うわー!びっくりした、筒井さんもですか!」



*******************************

でね、まあいいんですよ。

 # なんで私がこのことをブログに書こうと思ったか…。





私たちって、もうこの世界が長いし、オーディションにいくこともすごく普通にあることだし、なんてことないんですよ。

そりゃね、多少の緊張はしますけど、それは必要な分だけ。

とんがった意味での緊張はありません。


良い意味で企業さんの雰囲気に合えば受かるし、そうでなきゃまた今度…!ってだけで。

今回のオーディションもそうでした。

ちょっとした緊張を伴いながら、与えられたシチュエーションの芝居をしていきます。

当然、ダラダラした感じではなくてピリピリ張り詰めた空気ができあがっています。


そこに、私と筒井さんが同じ会場に入っていくことになりました。

5~6人づつの。




「まず最初に自己紹介をごくごく簡単にしてください!」




って言われたんですね。

相手をしてくれているのは若い男の子。

たぶんサードかセカンドの、まだまだこれから出世していく人です。

この方が、いろんな指示を出しながらその芝居の様をカメラに納めていきます。

きっと後で監督やらスポンサーやら、いろんな人が見て侃々諤々決めていくのでしょう。

私は、このオーディションの形態が好きじゃありません。

「えらそうにしやがって!  どんだけ忙しいのか知らんけど、自分で使いたい人間くらい自分の目で見ろ!」

みたいな考え方です。

緊張してがちがちになってもいいので、その場でいろんな対峙がしてみたのですね。


当然、同じようなことを思っている方が集まっているわけですから、いくら慣れていると言えある程度のピリリとした空気が部屋に蔓延しているわけでございます。

その部屋の中で先ほどの自己紹介をしろとの号令がかかります。

一人づつ決められた場所に立って話し始めるんですね。



「私は○○事務所に所属しております######と言います。特技は&&&&で、趣味は%%%%%です。
 よろしくお願いいたします!!」



ってな具合です。

30年前からそんな感じです。



筒井withAD


私は超シンプルに名前と年齢を言いました。

そんだけです。

同じ感じに、シンプルな自己紹介が進んでいきます。

これはある程度の年齢と、そこそこの経験を持った人が共有する<シンプルの中の戦い>です。

つまり味わい…ですかね。

そんな何ともいえない部分を伝えようと自然体に振る舞うんです。




で、筒井さんの順番が回ってきました。

ヒリヒリした空気の中を堂々と進んでいく筒井さん。

カメラにきりりと顔を向け、言い出しました。




「筒井巧です。  青年座の新人、筒井巧で……あ、間違えた。新人じゃなかった!!

 ですが、新人と同じ気持ちで頑張りまーす!!!(超笑)」





辺り一面、しーーーーーーーーーーーーーーーー………………ん。




全員、黒魔術にかかったんじゃないかと思うほど固まりました。





「このおっさん、懲りもせずウケを取りに行ってる…!! まじすか?!」



筒井さんてば、いつでもどこでもウケを取りに行きまして、しかしほぼ全て全滅して滑りまくってお客さんをドン引きさせる!!ことに喜びを感じる、

超ドM

です。

これは、先の<ニコ動>でも詳しい例を挙げながらたくさんお話ししました。

いちいちのツッコミに滑りを感じた方からもたくさんの同意をいただきました。

ご存知の方も多いかと思います。



が、



それをこの緊迫したシーンでもやるとは…適所を選んでいると思っていたのですが…

こりゃもう驚きを通り越して<クソぼけなすど阿呆>です。




シュッとしてて格好良くて。

男前の要素を全て持っている<筒井巧>さんが、本域で阿呆だったのだなーと感心しきりでした。


いやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいや、まじでこの人は500年くらい損していると思いましたのよ。




しんどいことやつらいことを表に出さず、笑いと楽しさの中に人を包み込もうとする強さ、本当にすごい人なんですがね。

残念賞をたくさん贈りたいと思いましたのさ。




このオーディション、筒井さんで決まればいいと…それならば悔しくありませんし、喜んで皆さんに宣伝できると思います。

私はあの人が好きなんだなと。



世知辛い芸能の世界で、良い友人と巡り会えました!

メタ変身






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6 Comments

千鶴 says..."爆笑です"
何で舞台の写真…?と思って読んでいたら…まさか巧さんのオチがあろうとは…。
大ウケ大爆笑でお腹が痛くなりました(笑)
そんな巧さんが好きなんですけどね♪

2015.11.25 17:58 | URL | #- [edit]
pikmin says..."超ドM!!笑。。。"
あら♪ベッピンさんが(≧▽≦)
ぜひとも関西でもイベントdeわっしょい!を(*^O^*)/ワッショイショイ!!
2015.11.23 21:25 | URL | #- [edit]
いがきち says...".∵・(゚ε゚ )"
吹きました。
コーヒー吹き出すとこでした。
残念な男、ステキです。
その写真も、残念です。
2015.11.23 16:39 | URL | #- [edit]
筒井巧 says..."一枚目の写真"
このオーディションと少しも関係ありません。
2015.11.23 12:37 | URL | #- [edit]
マリ says...""
へから夫人に教えていただき今回のブログ、見ました。

私も爆笑してしまいました!!

なんて人なんや、筒井さんは~。

サイコー!!
2015.11.23 00:15 | URL | #- [edit]
へから夫人 says..."夜中に"
声出して笑ってしまいました。
日付が変わりそうな時間なんで、もう大声噛み殺しながら笑いました。


ヤッパリ素敵だわ〜。
筒井さんの恐れの無い滑り込み。

こんなに男前なのに。
そのギャップにヤラレまくっちゃいます。
2015.11.22 23:51 | URL | #no8j9Kzg [edit]

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