・・・されど役者的妹尾blog

太く拡げよう僕の細道   since.2006.4.14
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トムヤムクン、クンは海老。




家でトムヤムクンを作りました。

実は、これ大好き!

ばくばく一気に食って大汗をかきましたさ。

トムヤムクン
(この写真はお借りしたものです)

ヒーヒー言いながら酸っぱいのをいただきます。

有頭エビをね、いい具合に煎ってから作るのですが、セロリとシメジがはいってりゃあ後は適当な野菜でもごまかせます。

夏を忍んでね、あー、旨し!

私、タイ料理すきなんですが、これ以外にも何か美味しいレシピがあれば是非教えてください!!



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私の母親から良く聞かされた話に、戦争体験の話があります。

目の前でガツガツ殺されていく人や燃えさかる街の話し。

まだまだ元気なときにもっと詳しく聞いておこうと思います。


私がメタルダーをやっている頃の大道具の男に、弟のように可愛がっているヤツがいました。

めちゃくちゃ仲良しで、本当の兄弟のように付き合っていました。

撮影直後に事故で亡くなってしまうのですが、彼のお父さんやお母さんとも仲良しで、何かある度に遊びに行ったり顔を出したりしていました。



「妹尾君は息子みたいなもんだから。もう一人増えたってコトね。ウチは一人っ子だから嬉しいよ。」


って。

息子さんが亡くなった後もずーっと可愛がってもらっていました。

そのお父さんは戦争体験者で、しかも陸軍の大砲を扱う兵隊さんとして従軍していました。

私、特攻隊の芝居をやるときに詳しい話を聞かせてもらったことを覚えています。



「あああ、なんだかこういう人には根本的にかなわないな、質が違いすぎる…俺なんてものすご軽薄短小だわ。」


書けないほどえぐいことや、悲しい事実も教えてもらいました。

おじさんは涙を浮かべながら話してくれました。

おじさんも既にお亡くなりになられたのですが、もっともっとたくさん聞いておけば良かった、胸に刻んでおけば良かったと少し後悔しています。

だって、本当に教科書に載っている一つの出来事、応仁の乱と同じ扱いになってきてますもの。

戦争が楽しいはずがない、それを語るのも大切なんじゃないかな、と。



兵器紹介のテレビを観て、



「戦争すごいなー、将来は兵隊になりたいなー。」



って言ってる子供がいました。

テレビゲーム感覚ですかね。

何もかもが、本当にこのままでいいのでしょうか…。


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ちょっと前に<ローン・サバイバー>っていう映画をBDで観たんですが、そんなことを思い出してしまいました。

パソコンに向かっている私、平和です…。

戦争ダメ

http://blog.goo.ne.jp/mayumilehr/e/c45f9793732aa7e8116d123f503b3dd9




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<麻呂のお話 9>



その当時私は車を持っておりませんでした。

ですから、いろんな友人に世話になり、度々貸してもらっておりました。


麻呂9



朝。

痙攣がひどくなってきています。

5分に一度、というものではなく、痙攣の合間に大人しくなる時間がほんの少しある、という。


私は抱き続けています。

強く。



強く抱いていないと、痙攣の度にものすごい回転で壁や物に身体をぶつけながら転がっていくんです。

前足はだらりと垂れ下がり自分の身体を支えることができません。

後ろの足は最早ただの飾りのようです。


歩く、というか前進するときは、胸をよじりながら前の手をばたつかせ、邪魔になった後ろ足を引きずるようにして。

何かの肉がうごめいているだけです。


ありとあらゆるところをヒクヒクと痙攣させ、口は半開きで首も横を向いたまま。



ですが、目はしっかりと力強い光を放っておりました。

放っていると思いました。




「まだまだ、何のこれしき。お兄ちゃんともっと遊ぶんだ!」



そう言ってました・・・





「心配するな、麻呂。おまえは強いんだ。絶対に治してやるからな!」




ヤッサンに借りた車で病院に向かいました。


病院が開くずいぶん前に到着し、駐車場で待っていました。





「何か甘いものでも喰うか?」




普段は甘い物はやりません、が、時が時です。


痙攣で暴れても良いように、薄手のジャンパーの中に麻呂の身体をつっこんでシュークリームを買いに行きました。

店内の甘い匂いに誘われて鼻をヒクヒクさせています。





「ほら、好きなだけ食べな。遠慮しなくて良いよ。」


ものすごい嬉しそうな顔で私にほほえみ、ぺろぺろと顔を舐めてきます。


舐めて・・・


シュークリームを鼻先に出してやりますと、パクリと・・・・・・・・・・・


食べることができませんでした。

麻呂の口はむなしく宙を噛み、歯と歯がぶつかる乾いた音を響かせるのみでした。






「・・・そっか、麻呂、もう目が見えないんだな。思ったところに口を動かせないんだな・・・」






「あれ、おっかしーなー、へへへ、ちょっと間違えちゃった。よいしょっ・・・あれ・・・?」





もういいよ、麻呂。

ほら、お兄ちゃんが喰わせてやるから。

私はシュークリームを小さくちぎり、クリームを私の指に塗って口の中に入れてやりました。




「うわー、美味しい!」



「なぁ、甘いだろー。よかったなー。たまにはお兄ちゃんだって甘い物をあげるんだよー。」




麻呂は噛む力を調節することもできなくなっていました。

がぶり、がぶりと一口ずつ全力で私の指もろとも噛みついています。



何個くらいのシュークリームを喰わせてやったでしょうか。

ちぎって、ちぎって。

指は所々出血していましたが、これっぽっちも痛くありません。




麻呂の口の周りを拭いてやり、ミルクを手で飲ませている頃に病院は開きました。



麻呂10




昨夜、といいましても先ほど、先生のご自宅に夜中の失礼を詫びて連絡はしてありました。

一番に診察台に載せてもらい状況を説明します。



先生は、優しくも威厳のある声で私に言いました。





「・・・妹尾さん、どうしたいですか?」





この病院でお世話になる前から、麻呂には強制的に選択肢に入れられているワードがあります。



<安楽死>



つまり、麻呂をこの身体の状況で再手術させてもう一度奇跡を呼ぶか、それとも安らかな眠りにつかせるか・・


この二者択一を選びなさい、ということでした。








私は麻呂の前では強くあろうとしていました。

病気なんかなんてことはない、お兄ちゃんと一緒なら全然平気だぞって安心させたかった。

大好きだったから。

愛していたから。

ずっと一緒にいたかったら。

生きて欲しかった。







私は自分の感情に負けて、この時間違った判断をしたのかもしれない。



「先生、麻呂は強いんです。目が言ってますまだまだ頑張れるって。お願いします、手術をして下さい!」


必死に。

必死にお願いしていました。





「・・・・分かりました。ただ、リスクは前回よりもはるかに大きいですよ。あの手術だってここまで後遺症なしに戻ってきたのは奇跡なんですから・・・」



「はい、覚悟はします。が、大丈夫です。奇跡を起こしますから!」







・・・?・・・何?・・・   を    起こしてみせる   から   ?







早い処置が必要だと言うことでその日のうちに手術になりました。



「麻呂、さっきシュークリームいっぱい食べただろう?あれでパワー全開だよ。手術なんて屁でもないから。頑張ってな!」



「うん!お兄ちゃん、僕に任せてよ。またいっぱい遊ぼうね!頑張るね!」








きつい手術なので、多分2~3日後に電話をするのでそうしたら来て下さい、と言われて家に戻りました。


地元の氏神様にその足で行き、先日ここに麻呂と二人でお礼を言いに来たことを思い出し、またお礼を言いに来ますので是非助けてやって下さい・・と祈りました。


この時は自分の中に時間の概念が無く、1時間なのか1秒なのか何がなんだか分かりませんでした。











4日後くらいだったと記憶しています。

気の遠くなるような長い時間を無為に過ごしたようです。




「麻呂君に「会いに来て下さい。」




病院から連絡がありました。


例のピンクのバッグに麻呂の大好きなお菓子を入れて電車に飛び乗りました。







「人間って、そんなに嫌なことが続くもんじゃない。
麻呂はまた前のようにめちゃめちゃ元気で飛びついてくる。
絶対に元気になっている。
否、もしも脳がやられて俺のこととか分からなくなってしまっていても良い。
元気な身体になってさえいてくれればいい。
また最初から友達をやり直せばいいだけなんだから。

・・・・・・・・・

おおっ、麻呂ーおまえは本当に強い男だなー、俺、尊敬するよー。
すごいなー、すごいなー、麻呂はすごいなー。

大好きだよ、麻呂。
ずっと一緒に遊ぼうな!」
















病院に駆け込むと、すぐにそれと分かる鳴き声が!

叫んでいます。

俺を呼んでいます。

・・・・・



正直なところ、この後、この病院で何が起こったのか細かいことを記憶しておりません・・・


ただ先生の言ったことは覚えております。

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1 Comments

へから夫人 says..."トム"
トム・ヤン君
2014.11.15 10:45 | URL | #no8j9Kzg [edit]

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