・・・されど役者的妹尾blog

太く拡げよう僕の細道   since.2006.4.14
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バカ気の至り






むかしむかし…ってほどでもないちょっと昔。

18.19歳の頃20代の頃の思い出。(記憶が間違ってる…)

東京に出てきて1年くらいですかね、その頃のお話を書いてみます。

本当に頭の悪いどーにもこーにもならんクソガキだった頃のお話です。







誰でも知っている事件ですが…とある変な団体が東京都内、地下鉄に毒ガス(サリン)をまき散らし、多くの人を殺した事件がありました。

無差別テロですね。


私、その朝、某駅を通過していたのですが、被害に遭った電車とは時間にして2分ほどの違い。

電車一本分早く通り過ぎていたようでした。



「異臭のするガスが電車に撒かれて、たくさんの人が苦しんでます…。」



的なラジオニュースをずーっと聞いていました。


スカンク?

暗いな感じだったのですが、どんどん被害が増えていき、亡くなった方も多くなってきますと世間はにわかに騒然とした様子になってきました。




しばらく経って、だんだんと事件の概要が見えてきたときに、私、なんかラッキーだったとかそう言うのじゃなくて無性に腹が立ってきたのを覚えています。

そのとき、忘れもしない東京都の H 市、M という町に住んでいたのですが、なんだかだんだんと泣けてきまして。

生きている自分がいるのに、ちょっとの差で死んじゃった人がいるっていうのがどうーにも切なくてやるせなくて。

涙とともにメラメラと変な気が起こり始めていました。




時を同じくしてちょうどその頃、私は死にものぐるいでバイト(後日詳しく書きますが日本全国を飛び回るバイト)してお金を貯め、車を購入していたのですね。

ホンダ、シティターボ。

バイクは XJ400D っちゅーのを乗ってましたから、いわゆる普通に足はある。





なんかね、自分を落ち着けようとして考えたんです。

一人暮らしの部屋には友人がいました。

そいつに言いました。





「なあ、あと100年くらいして、世の中がどうにかこうにか変化していったとして。で。その時になったら、今狂ってるこいつらの教団が、もしかしたら正しいことを言ったりやったりしてるってことあるか?

あああ、100年前はものすごい排斥されたけど、時代が追いついてなかったんだなー、まだまだ理解されるのに時間がかかったんだなー…って。」




「ないないないない。あるわけ無い。だって、関係ない人とかまで殺しててその理屈は納得いかんぞ。」




だな、と。

私は思い込むと間違った宝庫にも突き進んでしまう悪い癖がありますので確認です。




クリスチャンじゃ無いから詳しいことは知らんけど、イエスキリストだって皆から疎まれて殺されちゃったんでしょ?

ってーことはもしかしたら自分たちがお門違いなことを言ってるのかもしれんと思ったのね。




で、敵の一味は K という村にいることは分かってましたので、家にあった木剣と包丁をタオルに撒いて鞄に詰め込みました。





「ぶち殺してくる。」



的なことを言って颯爽と自宅を後にしようとしたのですが、一緒にいた友人に全力で止められました。

私、絶好調に興奮してましたので、多くの人のカタキを取るつもりでした。

ですが、今思えば行ってても一撃で返り討ちに遭っていたんでしょうね。

ガキんちょですから、後先は考えてないもの。

さっき書いたことだけで十分冷静でいるつもりになっていますし。


その友人、(T君)必死に私に酒を勧め、近くの飲み屋に無理矢理引きずり込むようにして私をなだめてくれました。

これかな、一番最初に心の底から人間に対して殺意を持ったのは。



殺人を身近に感じてしまったんだと思いますが…。








*******************************************


若気の至り…ってのはバカ気の至りと知れ。


生意気だったのねー、自分なんて何も出来ないし世間も知らないし…なのに必死になって突っぱらかってて。

高速道路で渋滞し、走行車線を走っていたらどんどん路側帯を追い抜いていく車がいて。

まあ、こういうマナーの悪い人がいつの時代もいるのですが、そういうのがどうしても許せなかったのね。

左側のドアを開けて妨害したり、窓から怒鳴ってけんかになることも何回もありました。

レジで順番を追い越されても許せなかったし、バスに乗るときも電車に乗るときも。


あ、特に電車はそういうことの宝庫ですね。

東京の電車はラッシュ時には全員殺気立っていますから。

本当にあの空気は吸いたくないものです。




24~5歳の頃かなー、電車の中で女性を助けたことがあります。

痴漢。



30歳代半ばと思しきサラリーマン風の男が雑誌を落としました。

で、拾い上げるついでにスカートの中に手を入れて。

そんなに込んでいる状態では無かったので、最初はきわどい遊びをしているカップルだと思いました。

そのくらい堂々としていたもので。



で、どんな顔して遊んでるのか興味津々で、じーっと見てましたのさ。

男は雑誌を見てる…ふりをしてる。

女の子は、おお!可愛いって誰もが思うほどのべっぴんさん。

でも、もうちょい見てますと、女の子、泣きそうな顔をして、真っ赤になってる。

次の瞬間、私と目が合いました。

私は、



「?…ん?」



っていう目で何も言わずに訪ねる空気を送りました。

すると、その子は首を横に、小さい子供がイヤイヤ…するみたいに降りました。



ああ、こりゃ遊んでんじゃねえわな、と。


なんか、もう考える時間とか一切無くて勢いだけで。

怖いし嫌だし、自分は関係ないとかあるんですが、この辺りが<バカ気の至り>なんでしょうね。


サクサク近づいて、



「おっさん、俺の女に何をしとんねん。」



って。



さっと手を引きながら、




「はあ?」



って言ってきたのでその手をつかんで鼻に頭突き。




「次の駅で降りろや!」



って、大きな声で周りの人にも見てもらうように巻き込みます。

だって味方は多い方が安心だもの。

女の子に、



「大きい声出してちゃんと言わなきゃ駄目でしょ、痴漢なんだから!」



って。

周りの人も、


「あああ、なるほど、そりゃいかん。」


ってなってくれて。



めちゃくちゃ暴れ回るおっさんを胸ぐらで持ち上げながら駅員さんに引き渡しました。

が、その時必死に私に、




「か、金を…お金を払いますから!」




って何度も叫んでた。

たくさんの人が見てたし、かっこつけちゃってるのでそこで折れるわけにはいきません…でした。

近くの交番まで一緒に連れて行かれて、あーでもねえ、こーでもねえと付き合わされて。

その女の子が可愛くてめっちゃ意識してて。


で、なんか勢いだけで、




「次からは気をつけなきゃ駄目だろ。しっかりしろよ、だから舐められるんじゃねーの?」




とか何とか決めた感じに去って行ったのですね。




「違う、俺、違う!」



ってココロで絶叫しながら去って行ったのね。

ばか。


***********************



っていうか、バカは後先何も考えないから楽でいいのだけれど、オトナ?になってからはめんどくせえったらありゃしないのよ。

自分に責任が被さってきてるからだと思うんだけどね。

なんかね、ぐちゃぐちゃ色んなことを考えちゃうのね。

掛け率…的なことを。





つい先日、都内で「ゲキ塾。」のみんなと稽古をし、私はバイクで帰っておりました。

自宅の近くにはちょっとしたワインディングロードのようなところがあります。

ほんの3kmほどなんですがね。

ここを快調に走るのは結構楽しいのですよ。

ところが、私は最近おまわりさんにお世話になったばかりで、免許の点数を大切に考えなきゃなりません。

しかもですね、この道は楽しいだけあってやっぱ取り締まる車もよく潜んでいるわけです。

近所だから知ってるんですわ。


プラス、その日はスクーター。

ガンガン飛ばせるわけでもないし、飛ばしてもそんなに楽しくはない。

だけど、後ろから来る車に迷惑にならん程度にちょっとしたペースで走っていたんですね。


そーしましたら、後ろに追いついてきた車がいて。

軽をいじくり倒した様子の車。

めちゃくちゃうるさい音をたてて張りついてきた。


まあ、あんまり気にせんとこ!って無視していたのですが、とにかく張りついてくる。

ライトを消してビッタリ、私のテールから50cm位のところ。



だんだんとムカムカしてきて。

頭の中でたくさんのことが戦っています。



1.「急ブレーキ踏んで追突させるか。死にゃあしないだろう…一回倒されてから引きずり出して半殺しにしてやろうか…。」


2.「いやいや、待てよ、明日は長野に映画の撮影で行くんだもの。もしも万が一にもけがなんかしたらシャレにならんぞ。」



この二つが超、マッハなスピードでぐるぐる。

で、結局私は2番の考えを選んだわけですね。



決めたんだから気にしなきゃいいのに、そこは私の人間が出来ていないところ。

一週間ほど経つ今でも、



「あああ、むかつく! 夜な夜な同じ時間帯に出て行って突き止めて頭割ってやろうか!」



くらいに腹が立ってるんですね。

正解だったとは思うのですが、こんなときに私は、





「バカ気だろうが何だろうが昔の方が単純で良かったなー、こんなにむしゃくしゃしなかったんだろうなー。」




と考えてしまうんです。

守るもの?とか責任?とかなんか色んなことが乗っかってきてるんでしょうがね。


クワガタ




試されているんですよ、きっと。



はああ…。












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1 Comments

へから夫人 says..."ムカつくやつ"
ムカツク奴います。

前走ってた車がタバコポイ捨てしました。

ムカつく。

その車から出た手が、今度は空のペットボトルを ポーンと投げました。


ムカツクマックス!

何もしませんけどね。
ナンバー覚えといてやろうかとか思ったけど、こっちもそんなに暇じゃないのです。


アホには、それ相当の人生しか用意されてないでしょ。

私が裁ける立場でもないし。
2013.10.29 17:33 | URL | #no8j9Kzg [edit]

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