・・・されど役者的妹尾blog

太く拡げよう僕の細道   since.2006.4.14
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何かヘン




つい先日、生まれて初めての経験をしました。

ひどく雷が鳴っている時のことです。

私は電車の中にいました。
そんなに混雑してませんが、私はシルバーシートの前に立っています。

最寄りの駅までもうすぐ…って時。

激しい雷鳴と共に車内の灯りが落ち、プー…ンとフェードアウトしていく電子音を伴いつつ電車もゆっくりとストップ。

真っ暗な状態の中で、あちこちから落胆のため息が。

「なんだよ…。こんなとこで停まるのかよ。」

「うわぁ、参ったな…こりゃ長引くぞ。」


等々。

停車してから1分ほどした頃、車内放送が聞こえてきました。


「只今、落雷のため停電中です。運転を見合わせています。お客様には大変ご迷惑を…」


同時に灯りが点きました。
私、それまで何てこともなく、


「めんどくさいな、早く帰りたいのにな…。」


くらいにしか思ってませんでしたし、両手は相変わらず痴漢に間違われないためにつり革を握りしめてました。

が、灯りが点灯して視界が開けた途端に頭の中がおかしなことになってしまいました。

つっても変態になったり狂暴になったりしたわけじゃなくて、焦点がねじれるよな感覚。

目の前に座っている人、周りにちらほら立っている人の顔をゆっくりと見回しました。

皆さん困惑はしてますが普通に見える。

私は、電車の壁がめちゃめちゃ迫ってきて、何なら天井も降りてきて、とにかくすごく狭いところに押し込まれた感覚です。

そのうち、変な声のような意識のようなものが頭の中を支配してきました。


「危ない。ここにいちゃダメだ。逃げろ、逃げろ!」

どんどんふくらめ強迫観念。

近くの窓を叩き割りたくなる衝動がわたしを襲ってきます。

息も苦しくなり、腹の真ん中に重心が集まってきて平衡を保てない。

本当に立てなく、逃げ出したく、辛くてつり革にぶら下がるように半分しゃがみこみました。

皆が私を見ました。

そのうちの一人、初老の女性が心配そうに私をチラッと見たので確信しました。

「あ、世界がおかしいような気がしてるけど確実に俺だけが変なんだ。こんな弱っちぃお婆ちゃんがふつうなんだもん。」


で、理屈を頭に入れていきます。

息が苦しいのは、きっと過呼吸だろうと。

大きくゆっくり深呼吸しろと。

すーはー、すーーはぁーー。

身体を動かして平衡感覚を取り戻そう、とジャンプを3発。

首を回して目を閉じる。

だって電車の壁は相変わらず迫ってくるんだもん。

怖くないぞーって念じながら般若真経を唱えます。

全然落ち着かないけど、大丈夫な方に向かってると思い込む。

ああ、でもやっぱ無理、もう限界だわ…窓を開けて外に逃げ出そうと。

ガタン!

動き出しました。


「お客様にはご迷惑をおかけしました。只今この電車は…。」


ここにいちゃいけないっていう場所から脱出。

何がどうなったのか分からないけど気持ち悪さから解放されました。


精神的なノイズを生まれてはじめて感じました。

あんなにしんどいとは思わなかった、っていうお話。


雷が鳴っている時の電車は気をつけなきゃね、っていう特殊な教訓。

うん、まずは脳ミソ治そう。

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2 Comments

へから夫人 says..."湯川学に聞いてみよう!"
ガリレオでそんな話がありましたね。
特殊な超音波を照射されると、地面が波打って見えるとか・・・。
落雷の衝撃で、妹尾さんがたってるあたりに変んな超音波が当たりましたか?

なんだか、怖い場所ですね。
同じ場所に立つと、同じような幻覚が見える人も出てきそうです。
2013.08.17 09:22 | URL | #no8j9Kzg [edit]
seitaro says...""
うーん、それは空気が淀むし、軽い熱中症もどきだったのでは??クーラー切れて、蒸し暑かったはずですし・・・体が変化についていけなかったのかもしれませんね。

ま、すぐになおったのなら問題はないと思いますが、気をつけてください。(こういう場合は気をつけようもないですけど・・・)

そういった経験は豊富なので(いばる話ではないですが)、臨機応変になりました(笑)いや、そんな臨機応変は慣れなくていいとは思いますが・・・何はともあれ、倒れる前に解消されてよかったです。
2013.08.16 17:40 | URL | #- [edit]

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