・・・されど役者的妹尾blog

太く拡げよう僕の細道   since.2006.4.14
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<盗人>と<時をかける少女>

今、必死に格闘中。

明日が〆切なんだって、確定申告・・・。

こーゆーの、本当に苦手だわ。







そんな中、稽古後に飲みに行きました。

塾生さん達と。

いろんな仕事を睨みつつ、将来に向けて気合いを入れていこうじゃないかって、楽しい飲み!

うん、稽古で身体中に汗をかいて、やんややんやと語らいながら飲む酒は本当に美味い。

この子らの未来に幸多からんことを…心より祈ります。

そしてそのためにできる最大限の努力をしようと、私も気が引き締まります。





飲んでましたらいきなりで懐かしいヤツから電話が。

懐かしいと言っても去年の暮れまで「ゲキ塾。」で一緒に稽古していた男。

古堅哲>クンことプラトン。



年末の演劇祭では初舞台・初主役で、演劇祭優勝の立役者の1人です。

私や、先輩俳優さん達も彼の将来をとても楽しみにしていた、ちょっと貴重な存在でした。

大好きな男でしたし、煙草を吸うヤツだったので。


「これあげるわ。大事にな!」


って、自分が20年間使っていた年季入りまくりのジッポをプレゼントしたくらいですもの。

プラ3



彼はまあハートフルって言うか憎めないって言うか、他人に頼まれるとイヤとは言わないタイプ。



「妹尾さんさぁ、あのねぇ、ちょっと先輩に頭を下げられてさぁ、福岡でさぁ、先輩のお仕事をさぁ、お手伝いする事になったんですよぉ。4月くらいまでだと思うんですけどぉ、それまでお休みしますさぁ。」



って、真似のしにくい沖縄弁でニコニコ話していたのがお正月明けです。



「なんくるないさぁ。さあだあんだぎいさぁ!」


って、快く送り出していたのですが、その飲み会での電話の内容は…このまま福岡に移住して、今手伝っている仕事をやっていこうかと思う・・って内容でした。



うんうん、まあね、大の男が考えに考えて出した結論ならばそれでよかでしょう。



「おい、プラトン、暗い声出すな! よかばってん、身体に気ぃつけてガンバらっしゃい! ここはお前の第二の故郷みたいなもんやさかい、なーんも遠慮せんと帰って来! ちくと待ってつかあさい、今皆に代わるけん。」



って、その時飲みに来ていた塾生さん達に一人一人電話を廻しまして。



「妹尾さんのジッポ泥棒!」


「主役泥棒!」


何やかんや言ってましたが、一周して私に電話が戻ってきた時、プラトンはすっかり涙声で…。




「嬉しいですよー! みんながわいわい送り出してくれましたさぁ。本当にめちゃめちゃ嬉しいですさぁ。東京に行く時は必ず会いに行きますから、皆さん身体に気を付けて頑張って下さいさぁ。・・・グスンぐすん・・・。」




「湿っぽいの無し! 俺らも福岡に行く時は泊まりに行くから掃除して待っとけよ、あ、いいや、福岡は正太の実家があるからそっち泊まる。とにかく人生を楽しめよ、じゃあな! いつでも帰って来いよ…。」



って。


・・・。



寂しっ!



なんかめちゃ寂しっ!



でもまぁ、大きな決断をした大好きだった男が、もう一段高く飛び立とうとしているんだろうなーと。


私、いつも必死に言い聞かせてますもん



来るものは拒まず…去る者は追わず。



そういう永い見守り方が大切なんでしょうね。

俳優を目指して沖縄から上京し、いきなり舞台で主役を射止めて演劇祭で優勝し、さっさと止めていく・・。

美味しいとこ持っていきすぎ!




私たちの心まで盗んで行ってしまいましたしね(カリオストロ風)。



離れているのに一緒…ステキな時間、ステキな空間でした。






「プラトン、わじゃもホーミーもいっぺぇしちゅんさぁ。イチまやてぃんチバリヨー!」






**********************


ここでは何度も書いていますが、私はバイクオタク。

超。

昔、東京都杉並区の某所に住んでいた頃。

引っ越してきたばかりの私がテクテク近所を散歩しておりましたら、きれいなウィンドウガラスを巡らせた大きなお店が。

ロケーション的には大きな街道沿いで、おしゃれ洋服屋さんがありそうな場所じゃない。

ちらと覗きましたら、店から溢れんばかりに陳列しているバイクが!

おお、つなぎを来たスタッフさん達も忙しそうにわらわら動いています。





私、洋服やとか10秒で窒息しそうになりますが、バイク屋や車屋、パーツ屋さんなんんかは一日いても飽きない。

じーっと、黒人の子供のようにのぞき込んでいました。




そのころ乗っていたバイクは、確かヤマハの1.000ccでした。

ちょっと違うのに乗りたいなーなんて考えている時で、カワサキの1.100か、新しく出たホンダの1.000のどっちがいいかなーって。




その覗いていたお店はホンダの専門店。



「近くにこういうお店があるって言うのも何かの縁だわなー・・。ホンダにしようかな、でもなあ、ホンダは●●だしなー、ぶつぶつ・・。」


なんて考えながらも、バイクという日本が誇る工業技術の結晶、まあその機能的な美しいフォルムに見とれていたわけですよ。

じーっとじーっと、ひたすら。


アホ丸出しでしょうね。


そうしましたら。



「妹尾さん!?」


てな声が。


「は?」


よっぽどアホ面だったのかヨダレでも垂れ流していたのか、私を呼び止める声が。



女の子。


・・・?

あれ? 見たことある。

ものすご記憶にある。

バイク屋さんのつなぎ来て、ちょっと油脂系の汚れが付いてて、本格的な感じ。



あ!



その昔、プールでアルバイトしている時にめちゃ仲良くなった女の子!




「お久しぶりです、●●です!」



なになになになに? 

ここお前んち? じゃないよな、じゃあなに、働いてるの?

マジ?

バイク好きだったの? 

え、なに? 

何でここにいるの?






めちゃ嬉しい偶然がどんどんどん!って重なってきて、キャッキャ言ってはしゃいでおりました。

当然…ってか何かしらの流れを感じて私はホンダを買いましたさ。

その次のバイクもそこで買って、その次もそこで買って。

友達のバイクもそこで3台ほどお買いあげいただいて。


お店の社長とも仲良くなっちゃったし、専属の耐久レーサーもウチに泊まりに来たりして。

乗る、飲む、乗る、飲む、みたいな。

わーいわーいと、杉並の楽しいバイク生活を送っていたのですが、私は数年後に引っ越してしまいました。

それからはぶっつり音信不通で。

結婚したよって言う情報は知ってましたが。



その女の子からいきなり連絡が来まして。



「覚えてますか?」


だって。



めちゃめちゃ覚えてるよ!

元気か?





このブログの<妹尾にメールしてみる>ってので私書箱に届くから詳細教えて!

いやー、ネットで見つけてきてくれたらしいのですが、またしてもこれは20年という時を跨いだお話しになるんですね。

いやはやびっくり!

嬉しい驚きでしたわ。




正に、時をかける少女(古。昭和。)






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3 Comments

seitaro says...""
確定申告はすみましたか~??イータックスなら面倒な計算もなくて楽なんですけどねぇ~。初回だけキャッシュバックもあるし。

九州はよい所ですよ、住むには(笑)
芝居観るには不便な所ですが・・・。
2012.03.15 08:57 | URL | #- [edit]
全温度チアー says..."嗚呼・・・"
 なんてこった!
 プラトンさんの情報がないから、どうしてんのかなーと思っておりましたら・・・。

 もうプラトンさんのお芝居、観れないんですかね? 次回作を楽しみにしてたんですけどね。

 美味しいとこ持っていきすぎ!
2012.03.14 15:47 | URL | #aYDccP8M [edit]
へから夫人 says..."原田知世・・・みたいな。"
盗人って・・・物騒な話かと思いきや、いいお話じゃないですか。

福岡よかとこ。

そっちに移り住んでいる芸能人も多いってことで、何かの流れが福岡に流れているのを感じます。

で、次に買う(飼う?)バイクはどんな感じのですか?やっぱり隼さんなんでしょうか?
2012.03.14 14:39 | URL | #no8j9Kzg [edit]

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