・・・されど役者的妹尾blog

太く拡げよう僕の細道   since.2006.4.14
4

うんごろげぇ



やば。

またやっちゃった。

ロビンの芝居を「ゲキ塾。」のメンバーで観に行って、おつかれさーんってコトで飲み始めたのだけど。

やっぱりなんだかんだ飲み始めちゃって、気づいたら朝。

カラオケボックスで。

モーニングムーンなんて歌ってたら、


ピロピロピロピロ・・・って部屋の電話が鳴って、


「お客さん、もう5時だから早く帰ってよ。」



って。




うぃー、気持ち悪いよーがまだ続いておりまする。


京も稽古だから何とかしなければならないのですが、胃袋系がまたまた焼けただれておりまして。


もっと年齢にそぐった飲み方遊び方をしなけりゃならんな・・ってほぼ毎日ゆるく反省しております。



で、お芝居はとっても面白かった。

終戦直後の日本人、MP、三国人でおりなすサスペンス物。

芥川龍之介の<藪の中>が原作です。


小劇場の中でもちょっとランクが高い、きれいなホール。

セットもお金がかかってて。





うぷっ。

うげっ。


気持ち悪いよーー。

すいません、京のブログは聞き流して下さい。

何もなかったことに。



書きたいことがあったのだけど明日書きます。





ひでぶっ・・









7

いつもな感じの週明け。

胃と腸と肺と、なんか贓物的なものが焼けただれている感じです。

昨夜もある役者さんのお芝居を観に行きました。

「円」。

橋爪功系な。


面白かったです。

北九州が舞台の戦後の争乱時代の話。

これはカムイの沖縄ロケで知り合った役者さんが出演するので、やはり他の出演者の方々と見に行きまして。

当然、わー久しぶりーみたいなことになって飲み倒します。

飲んで飲んで飲みつぶれて眠るまで飲み続けます。


帰りに、私と同じくらいの大きな男がげろを吐きながら駅のホームで暴れておりました。

駅員さんが二人がかりで押さえようとしているけど吹っ飛ばされて。

私も一歩間違えばその男と同じ立場のような者だったのですが、なんかむかついて。



「おい、ニーちゃん、ゲロぶちまけながらあんまし騒ぐなや!」



って言い寄ったら、


「何とー?キサン、ケンカうっとーとや?」


みたいな九州弁で返事が返ってきて。


「そげんことユーとりゃせんばいでごわす。」


と何故か意味不明な九州弁で対応していたら、バカにされたと思ったのか私に掴みかかってきました。

駅員さんが、



「こらこらこら、お客さん!」



と制止するのも間に合わず、ゲロにまみれたお手々が私の服を掴もうとしたその瞬間、反射的に半身をかわして持っていた500円の傘で横っ面を思いきしはたいていました。


ぱちこーん!って良い音が鳴り響き、面白くてげらげら笑い始めたらさぁ大変。

ゲロ兄ちゃんが怒りまくって突進してくるんだけど足下がふらふらで。

触りたくもないし、大騒ぎになるのも嫌。



「たたいてないよー、気のせいだよー。兄ちゃん、酔っぱらってるから幻覚見たんだよ。」



と、軽く膝の裏にけりを入れてスコンとお座りをしてもらいました。

んで、私も横に座って、



「九州男児があんまりみっともないコトしちゃダメよ。そんなにゲロまみれになっちゃって。水道で口をゆすいで、顔を洗って、シャキーンと背筋伸ばして帰りなさいよ。財布すられちゃうよ、分かった?」



って説得していたら少し落ち着いたのか、



「わかっとーばい。」


「そいでよかったい、おいどんどん。」


と、ぎりぎりな危ういゾーンの会話を交わし、もう大丈夫じゃね?と駅員さんに渡しました。


駅員さん、たいそう喜んで、何度もお礼を言うので


「よかよか、なんちゃなかたい。」


と。


多分、ハタ目には大きな酔っぱらい男が二人じゃれ合っているようにしか見えなかったと思いますが。



何はともあれ九州弁に縁のある一日でございました。















「露出の露という字に敏感の敏、と書きましてロビンです。よろしくお願いします!」



と初めてあったときに挨拶をしてきた男がおります。


名前はそのまま 長谷川露敏 。

photo.jpg


こんな男→http://www.gekijuku.com/intro/robin.html

おもしれー男だなーって思っておりましたら、いろいろと縁がありまして「ゲキ塾。」に参加することになり。


先月くらいから忙しく稽古をしていたのですがこのたび本番の舞台が始まりました。




ロビン1945

詳しいことは↓
http://www.gekijuku.com/info/1945.html




めちゃくちゃまじめで芝居も本気。

大好きな若者です。

かっこいいし面白いし。


どか、皆さんも応援してやって下さいませ!




次はこの芝居に行ってまた体中が焼けただれた感じになるのでしょうな。

もういい歳なのに・・・

7

今日はね、麻呂の・・



10月22日です。


こないだまで書いていた麻呂、あのこの命日です。

今日は平日でバタバタしていて動けないのですが、今度の週末にお墓参りに行ってきます。

はえぇもんだなー、もう6年か・・・


いつまでも大切な奴は心の中に生きると言いますが、何となく実感できそうですわ。


でも、やっぱり生きてて欲しかったですけど。




麻呂_命日







昨日、信じられないニュースを見ました。


ひき逃げ、3km引きずって・・・云々。

ご遺体を見た人が短いコメントで、


「見られたもんや無いですわ・・・」


と。


私のこのブログをずーっと読んで下さっている方にはご記憶にあるかと思いますが、私は、若い頃に交通事故で友人を多くなくしています。

その中でも、めちゃくちゃになった友人の脳みそや肉片を拾い集めた時の事故は脳裏から離れません。

2年ほど前?寒い季節に思い出してここに書いたことがあります。





昨日亡くなった方は、仰向けで車に引きずられていたそうです。

<背中から後頭部にかけての損傷が激しく・・・>

らしいです。



想像がつきました。




この方の近親者が対面したとき、どんなお気持ちだったでしょう。

察するに余りあります。



よくもまぁ人間を引っかけたまま走り去れたな、と。

振り払おうとして蛇行運転までしています。


これはもう立派な殺人です。

さっさと捕まえてその日のうちに死刑にして欲しい。






私の友人の時も頭部が半分無くなっていましたが、病院側が一生懸命施してくれて包帯巻きではありますが、ちゃんと原形をとどめてからのご対面でした。


ご両親のかけた言葉や仕草は今でも鮮明に記憶しています。

しかし、これはトンネル、積雪という、いわゆる事故。


このひき逃げも交通事故なのでしょうか・・

事件ですよ。

立派な。

警察の方、こういうのだけはきちんと解決して下さい。

本当にお願いします、と言わせて下さい。




かなりお酒を飲んで横断歩道のないところを渡っていたということですが・・・

殺されてしまうほどの罰は背負う必要はないですわ。






安らかにお眠り下さい。


合掌。






偉そうに言う訳じゃないんだけど、もっと平和にふつうな感じにならんもんかねぇ。

トゲトゲしてて、息を吸うのも大変な。

世知辛いことばっかし。



でも、そんな中にもまだまだ人情や、心温まる話がある。

そっちサイドを大きく伝えていけるような役者になりたいとつくづく思います。

人間、捨てたもんじゃねーよって伝達していきたい。



そのためにも磨くよ、自分を。





てやんでぃ!



3

いろんな秋、気分一新しとこ。




傷心の秋。


泣きました。

はんしん、終わりました。

この一年間は何だったのでしょうか・・・


このクライマックスシリーズというのは検討の余地があると私は思うのですが・・・


とにもかくにも岡田監督、お疲れ様でした。

アナタは一時代を作り上げましたよ!

ゆっくりと休んで下さいませ・・・





芸術の秋。


いやはや、ゲージュツの秋とはよく言ったもので。

毎日のように友人からのお芝居のご案内が届きます。

この一週間ほどで4通、4芝居。

最近のお芝居は値段も上がってきたりしていて、一度観に行くと5~6千円はかかります。

その上に懐かしいねーとか言って飲んだりしますと更に倍、どーん、も一つおまけにどどーん、ですっからかーんです。

かといって、こちらが芝居をやったときには観に来てくれるのですから、私も時間が許す限り行かなくてはいけません。

芝居やゲージュツを楽しむためには結構財力も必要ですぞ、ってことで馬車馬のように働く訳です。

久々に博物館巡りもしてみたいしね。






眠りの秋。

ところで。

私だけなのかは分かりませんが、ここ2週間ほど、やたら眠いです。

とにかく眠い。

春眠暁を覚えず・・・ならぬ、秋眠あかつきを・・・です。

眠い眠い眠い。

なーんでか?


さっぱり分からないし、身体のだるさも消えないので一度お医者さんに行った方がよいのかなーなんて。

不惑の40代、いろんな事が起こっても不思議ではありませんから。






ウィーな秋?



ものすごく期待して予約までして手に入れた<Wii music>。

あんまり面白くねぇ。

チッ。

こーゆーのはホント、購買意欲をそそるようにCM作ってるのね。

まんまとだまされた口、かも。




一つだけ弁護しておくと、私は自慢じゃないですがアンタ、楽器ができたり譜面が読めたりしてたんですよ、昔。

そのときのおもしろさがゲームでできるのかなって思っちゃったりなんかしたもんだから・・

やっぱね、お子様でも遊べるようにできていて。

簡単すぎておもしろくないんですわ。


こりゃ、ギターとかピアノとか管楽器とかに特化させて、も少し本物志向にして作ったら面白ーんじゃねーかなーって。

反応とかも少し遅いしね。










感動の秋。


柳家 小三治。

昨夜、某国営放送のプロフェッショナル系の番組で取り上げられていました。

感動しました。

こういう芸術家になりたいと。

無理っぽい。

けど、あの考え方やプロとしての在り方、心意気を忘れないでいよう。

素晴らしかったです。





さて、ひ と つ 、

気合いを入 れ て、

 頑張りますか、

   俺。










IMG_1917.jpg


ぼーいずびっ、あんびしゃす! 的な。






1

もう、本当に・・・




無くなってしまえばいいのに。


阪神。


あんまりにも俺らをバカにした野球やりやがって。


こんなんだったらクライマックスとか最初から辞退してくれよ。



情けない。


何もしない方がマシだっつーの。


あー、いらいらさせるなぁ。


夕べも近所迷惑な遠吠えを夜空にかましてやったさ・・・


酒まずい、飯まずい、天気悪い、気分悪い。










ちょと、あんまりにもむかついているので殴り書きしました。

2

決意表明

ちうごく産の食品がえらいことになっております。

いろんなよくないものが検出されたりして。

私も、あーゆーいい加減なのが大嫌いなので憤慨しておりました。

もう、あの国の物は二度と買わないぞて。



日本が戦後、復興を遂げるときのパターンとはちょいと違いますな。

真似やパクリは当然あって然るべきだと思いますが、そのあとの創意工夫がなされない。

食い物に関しては、工業の廃棄物等による二次被害から起こった大きな問題はありましたが、確信犯的な案件ではないもの。

一生懸命やっていたことが思わぬ方向に影響を与えてしまっていた>、みたいな。

わかっていて毒をまき散らしたり使ったりしていた訳じゃないから。

竹の割り箸の作るところを見たことがありますが、有害物質の固まりのプールに漬け込んで作ってるし。

やってる奴らはやばい物だとわかってやってる。




国民性とか民度の違いなのかしら・・

とにかくふざけないでほしい。




実は私にも影響がありまして。

ゆるく被害に遭いました、と思ってます。



先日、カレーを作りました。

じっくりことこと煮込んで。

さ、もうすぐ完成するぞって時にフと気づいたのが・・・



らっきょう。


今からできあがるカレーとの相性を想像すると、いてもたってもいられなくなりました。

速攻で近くのスーパーへ。



てくてく・・とらっきょ。

のあるはずの棚へ。




なになに?


「ちうごく産のらっきょはなんやかんやとヤバイので撤去しましたのよ。」


と張り紙が。

ほほー、なかなか鋭い心がけではないか。

当然その横にある、純大和魂的ならっきょの瓶詰めを手に取る。


・・・・

700円。



はて?


ななひゃくえん?

らっきょが?

つけあわせが?




引くに引けない。

かかって来いや、国産品。

おかしなバッタもんよりなんぼかましじゃい!

と、購入しました。



いやー、ちうごく産にずいぶんと助けられていたんですなー、と感心しきり。

国内での自給率が低い日本ではこんな感じになってしまうんですね。

きっとすべての食品も・・・




それでも私は日本人として日本の物を食い続けますとも!と初めての決意をしたのでありました。





PS
これがまた・・・マズかったのよ。

一粒なんぼしとんねんって。






3

だってはんしんが・・・


虚脱状態からなかなか立ち直れず・・・




「もう、野球なんて大した情熱を注げるもんじゃないわ、こんなに強い阪神なんて俺の知ってる阪神じゃないし。

よそのチームからFAで来た人たちが頑張ってもなんか違うみたいだし。

何年か前に巨人がやっていたのと同じような事やっちゃってるし・・

なんだかなー、プロ野球がつまらなくなったなー。

今更サッカーに乗り換えるのも面白くないし、これからは阪神大好きっていうよりも野球ファンとして球界全体を温かく見守っていこう!」





って考えてました。

この前まで。


それが、阪神があんな無様なことになってしまい、まさかここまでへこんでしまうとは自分でもびっくり。

生ける屍状態で連休も何もしないでぼーっとしておりました。






クライマックスシリーズ?

ぴんと来ません。

一年間戦い続けて一等賞になって、でもそれは優勝じゃなくてって・・

岡田監督がペナントを取ることに執心して、それがかなわなかった今、対人を発表してしまったのも私には頷けます。

クライマックスで勝ち残ってもそれは本物じゃない、変なルールに救われただけのラッキーだと、そんな抗議の意味もあるんじゃないでしょうか。

でも、なんだかんだそれで阪神が勝っちゃったらきっと喜ぶ自分がいるんでしょうが・・・



もっとシンプルに、地域性を活かして同じような条件で勝負した方が昔のように盛り上がるんじゃないかと思います。

巨万チームだってグライシンガーとラミレスがいなかったら勝ってませんもの。

読売スワローズに広島タイガース・・・みたいな。




グチりました。



ちょと面白い写真をお見せします。



安ハゲ


はい、出た。

何これ?

魔よけ?

アフリカのお守り?



NON.NON。

この人、「ゲキ塾。」のヤッサン。

お仕事のために怖い顔を作りました。


ヤッサンはいつもはとてもジェントルマンで優しい男ですが、今のヤッサンとならどんなに柄の悪い場所を歩いても怖くありません。

今のところ最強顔です。



因みに、ふつうの顔はこれ。


安普段




ね?

髪の毛ナイナイして、眉毛もナイナイしたら思い切り雰囲気変わりますね。



もうすぐ40才になろうかという大の男がふつうにこんなコトしちゃうんですね。

っていうかこんなコトできちゃうんです。

つくづく役者の世界って面白いなーと思いました。

会社勤めのひとpがこんなイメチェン?したら首が飛びますもの、きっと。

営業とかセールスとかキッツイ話でしょうね。




この仕事、詳しいことが分かりましたらすぐに報告させて頂きますので是非皆さん観てくださいね。






あと、カセタイシュウ、ばか。

自分でも言っていたけど、弱かったんだね。

人間あるのよ、しんどいことや辛いこと。

そこをグワッと頑張らなきゃいけなかったのに・・・

本当の意味の「頑張る」ってのができなかったのね。






もう一つ。

緒方拳さん・・・



大好きな俳優でした。

思うこと、いっぱいあります。

美しく、まっすぐ、揺れないで強く強く・・・




ご冥福を心よりお祈りします。

合掌。










とにかく気を取り直して頑張っていこうか!って自分に鞭を打つのでありました。



3

風前のともしび・・・


今、二台のラジオを駆使して阪神戦と巨人戦を聞いています。





横浜の村田、嫌いだったけど大嫌いになりそう。

もう、どーとでもしてくれ・・・





わしの一年間を返せ。

大矢、地の果てに消えろ!








ちっきしょう・・・・








爆。





4

あ、やっぱりね・・・


はい、消えた。

・・・


阪神タイガース。





気分の悪さが収まらない。

世間の阪神ファン、今日は荒れてるんじゃないかと・・





「ゲキ塾。」の稽古に行きます。

いつもよりもビシビシ稽古しそうな予感がちらほらと。



あー、もう、何だかなー。

まぁここまで引っ張ってペナントを楽しめたんだから良しとするか?

するわけねぇけど。








で。

話変わって。

詳しい人、教えて下さい。

私の携帯電話がもうダメっぽいんです。

あいちゃいけないところがパカパカ開いたり閉じたりし始めて。

何の命令もなく電源が消えたり。

反抗期ていうよりはご老体な感じです。


Nってやつを使っていたのですが、このメーカーはもういや。

と言いますのも、とにかくアホウなんです、メール機能。

たとえば、「行く」って書きたいときに、「いく」と打ち込んで変換させようとしたら
真っ先に出てくるのが「育」。

こんな漢字を単体で使うことなんか一年に一回もありませぬ。

何回も書いてるんだから学習してくれて、次からは「行く」って出してくれればいいのに
毎回飽きもせずに「育」って。

あほか!



しかもいつも使う固有名詞なんかも毎回変換させなくちゃいけなくて。

単語登録とかあるのかもしれないけどそんな面倒な設定はしたくもない。




ということで、メールのお利口さんな奴。

で、ふつうに電話と写真が撮れれば。


音楽を聴いたりとかは一切いらない。

そのほかのゴチャゴチャした機能もいらない。

なんか良いのあります?









今日、阪神に輪をかけてむかついたこと。

「銀座の路上で女性を車で拉致し、乱暴したとして、警視庁捜査1課は、集団強姦(ごうかん)致傷や逮捕監禁などの疑いで、3容疑者を逮捕した。」


という記事。

もうね、本当にむかつきます。

卑怯者。

人間以下。

畜生。

犬の方が全然マシ。



しかし、犯罪のあり方が欧米化してきましたな。

こんなこと・・・


しかも銀座で。

いろんなコトが過渡期を迎えてきているんでしょうか。

もしも自分が被害にあった方の家族だったらとか考えると、いったいどうなってしまうんだろうか・・



何かが大きく変わらないといけないっていう、焦りのようなモノを感じてしまいます。

麻生さん、大丈夫ですか?

太極を捉えて下さいね、お願いします。




1

新しい朝が来た、希望の朝が。

絵文字名を入力してください
ラーラ・ラララ・ルルルララ・・

はーんしーんが負ーけーたーのねー・・


さーすがー  はーんしーん・・

俺ーのー知ってーるはーんしーんに・・

ぎゃーくもーどりー・・アイコン名を入力してください





弱すぎ、阪神。

13ゲーム差って、あんた・・・・

東京では阪神の試合を中継しておりません。

CSとか加入してないし。


で、20年くらい前のラジカセを持ち出してきて1179hzに合わせようとする。

そ。

毎日放送。

昔<ヤンタン>とか聴き倒していた思い出の局。

東京の方ではきれいにはいるはずもないのだけどそこは根性で。

チューナーじゃデジタルじゃないから大変。

指先にミクロの感触を伝えつつダイヤルをゆっくりと回す。



・・・

ギーギー、ギュワーーォウン・・ガピーガピー・・

的なノイズの向こうにほんのわずかな聞き慣れた言葉が・・・




「・・・大きく振りかぶって第4球、投げた・・・」



的な。

やったね、ちゃんと?毎日放送入れることができたよ。

かぶりついて聴いておりました。

殆どノイズ、何語か分からんような言葉と高周波の音と、新興宗教の修行的な脳みそワヤにするぞ音声に悩まされながらも。




はい、負けました。

・・

もういいわ。

何のこっちゃ、といろんな物に当たり散らして、無造作に借りてきたDVDを観ることに。

気分転換でもしなきゃ寝られんわ。




はい、一本目。

<デイ・ウォッチ・ディレクター>



。。。。

・・・

$$




おしまい、と。



むむぅ


敢えて多くは語りませんが、見終わった瞬間にその内容を忘れてしまう、そんな映画でした。

とにかくますます寝れんくなってきたので続けざまにもう一本。


<ギャングスター>


聞いたことある系な感じで、これならばはずれないだろう、と。






・・・・・・・・・

%%%%

&&&


ほほう、なるほどナルホド。

これはもう何と言って良いやら。

先ほどの映画に輪をかけて忘れてしまう、恐ろしいパワーの映画ですなぁ・・

こんなにすぐに内容を失ってしまうのは、私の脳がそうさせているのでしょうか。

少ないメモリーを有効に使用するために、デフラグ的な何かが行われているのかもしれません。




そしてとにかくまたしても、もっと寝れない気分満載な明け方。

もう一本いっとこ!で、




<ヒトラーの贋札>



あーた、これはもう面白いよ、鉄板だよ。

何たらアカデミー賞も取ってるもの。

これがはずれたら、秋の夜長も長すぎていらいらするわ。




さ、観ましょ。



。。。。。。

%#%#%#%##


ほほう・・


これはこれは・・


何ともまぁ・・・


ドキュメンタリーな感じの・・



うん。


戦争ってやっぱりダメよね。

こういう時代をくぐり抜けて今の平和があるのよね。

なんだか色々考え初めて寝られなくなって来ちゃいました。

えへへへ。

結局こういうオチなのね。

あんなに頑張ったのにこんなになっちゃった、的な損した感覚と、眠くて眠くてたまらないのだけど阪神のことを思い出したらむかついて目が覚める・・みたいな意味不明な堂々巡り。

そんなすがすがしい一日の始まりでした。


雀、うるせぇ!


13

あれれ?なんか変なの。

書き続けるのが辛いので一気に麻呂のお話を書き終えたつもりでしたが、なんだか上手くいってないみたいですので再度続きを書いておきます・・・・





<麻呂のお話 最終>


「妹尾さん、麻呂君はね、すごく頑張ったよ。
 でもね、こんな状態にまでしか戻れなかった。

 これは誰が悪い訳でもない。
 覚えているとか覚えていないとかじゃなくて、生き物として脳が働いていない。

 食べることも飲むこともできない。
 嗅覚や聴覚もあやしいね

 こうやって泣き叫ぶことしかできなくなっちゃったんだよ。

 
 麻呂君はね、子犬としての幸せを、短い時間だったけどとても充実して過ごすことができた。
 ものすごく嬉しいことだったと思う。

 妹尾さんに愛されて喜んでいるよ。
 あなたに飼ってもらえたことに感謝してるよ。
 私が誓っても良い。

 犬という生き物は人間社会にはめ込まれて共存しなきゃならない。
 不自由なことや人間の規則をたくさん覚えさせられる。

 でもね、唯一人間よりも特権を持っているとすれば、それは苦しみや辛さから逃れる方法があるってことだ。

 もちろん、それを決めるのは飼い主だけどね。

 妹尾さん、あなたと麻呂君は本当によく頑張ったよ・・・」









麻呂13







診察室の椅子の上。

私の腕の中で、多分私を認識していないであろう一匹の子犬が泣き叫んでいます。




痛いんだろうな・・・


苦しいんだろうな・・・










小さな身体に、二度目の奇跡は起こりませんでした。







「もっと早く楽にしてあげればよかった・・」




こんなに苦しい思いをさせてしまった自分の決断を恨みました。











ずっと一緒にいたかったから?


愛していたから?







それは私からの一方的なエゴだったのかもしれません。


本当の意味で麻呂を思いやっていたのだろうか・・?




















<安楽死>


私にはもう選択肢は残っていませんでした。

苦しみから解放してやりたい。


先生の薦めもあり、その日は一晩家に連れて帰り、最後の時間を過ごすことになりました。

一時的な鎮痛剤が効いているのか、痙攣と叫びは収まっています。







見慣れた、思い出がいっぱい詰まっている私の部屋で。


何度も何度も謝りました。




「ごめんな、麻呂。苦しめちゃってごめんな。」




食べもせず、飲みもせず、ただじっと私の膝の上にいる麻呂に。



優しく、ゆっくりと時間をかけて身体を撫でてやりました。




麻呂への感謝と。

誰かへの言い得ぬ恨みと。

思い通りにならないもどかしさと。



私は声を出して泣きました。





・・・・?


麻呂はおもむろに起きあがろうと身もだえをし始めました。




<どうしたんだろう、何がしたいんだろう? どこかが苦しいのだろうか?>




歩くことのできない麻呂が力を振り絞って顔を上げ、私に目を合わせました。

それは笑顔だったように見えました。




そして。

驚きました。

麻呂は下あごで自分の身体を支えるようにして、両肩をねじりながらどこかに行こうとしています。




<!!>



麻呂は自分が教えられたトイレに向かっていました。

そこまで50cmほど。

ずいぶんの時間をかけてたどり着きました。



トイレの中に身体を入れることはできませんが、顎がそのフチに届きました。

寝たまま、わずかながらのおしっこをしました。

私の顔を見上げます。






「お兄ちゃん、なんで泣いてるの?
 僕、おしっこちゃんとできたよ!
 偉いでしょ!
 いつものように誉めてよ!」





!! 脳が壊れてる? ・・・・あり得ない、ウソだ!!





「偉いなー麻呂! おまえは世界で一番お利口さんな犬だよ!

 でもね、麻呂、もう良いんだよ、もういい。

 頑張らなくて良いんだよ。」






心が裂けました。

いくら我慢しても、強い声を出してやろうとしても私にはできませんでした。


流し続けているのに、まだ涙が止まらない・・・



麻呂12














翌日、病院のまだ入ったことのない部屋に通されました。

色々な注射のための機械が麻呂につながれていきます。



見ない振りをして、先ほど買ったシュークリームを口に運んでやります。


一口だけ食べました。











まだ元気で、いつも一緒に走り回っている頃と同じ口調で話しかけました。


今、この時に、私はいかなる理由があろうとも悲しい呼吸をする訳にはいきません。







「麻呂は良いねー、これから麻呂が行くところはね、いつもの公園よりも広くてお花もいっぱいあって友達もたくさんいて、すごく楽しいところなんだよー。

そんなところに行けていーねー!

・・・麻呂はいいなー。

楽しいぞー、めちゃくちゃ楽しいぞー。

お兄ちゃんも一緒に行きたいんだけどね、まだもう少しやらなきゃいけないことがあるから、麻呂は先に行ってていいよー。

あー、羨ましいなーいいなー、麻呂は・・・。」















この時だけではなかっただろうか。

自分がよく頑張れたと思ったのは・・

大きな声を出して笑いながら話し続けました。





機械の準備が整ったことを看護婦さんが目で知らせてくれました。





私は麻呂を顔の高さまで抱き上げ、キスをしました。


麻呂の目はうつろではありましたが、しっかりと私を捉えていました。


そのまま再び笑いながら話しかけます。

安心させるために。







「麻呂、行ってらっしゃい!  


 楽しいんだよー!


 いいなー!」





看護婦さんに合図を送りました。



決断。


しなきゃならない。


長引けば長引くほど麻呂の苦しみも・・・


愛しているからこそ殺す・・・

大好きだからこそ殺す・・・





・・・なんじゃぁ、そりゃ・・・・





麻呂8





身体に流れ込む薬に逆らうように固く動いていた麻呂は、母親のお腹に戻るかのように落ち着きを取り戻していきました。



痛みと苦しみから解放され、どっと柔らかく、柔らかく。







叫びます。


「いいねー、麻呂ー!

 おまえはいいねー!

 ・・・大好きだよー麻呂、大好きだよー!

 向こうに行ったら元気な身体になっていっぱい走り回れよー!」







麻呂は私を見つめ、哀しくもあり楽しくもあり・・・とにかく、私と見つめ合いました。


麻呂が何を言っていたのか・・・唯一聞き取れませんでした。









心電図の波長が弱々しくなっていきます。


痛みを感じなくなっていくのが私にも伝わります。


そして。






生を受けて八ヶ月。






麻呂は、私の腕の中で安らぎを取り戻していきました。


















永遠に愛する -麻呂に捧ぐ-

2008年10月2日




                                <続かない>


























後の書き


ずいぶんと長いこと引っ張っちゃいました。

ごめんなさい。



ふぅ。

辛かったわー。

麻呂が旅立って、この10月22日で6年になります。




麻呂11




この<麻呂のお話>は、私たちの関係を永久に残していくための確認作業として始めました。

ですから、いっぱい読んで欲しいってよりは、内々的な作業と考えております。

大の大人がたかが犬のことで・・・なんてお叱りを受けるかもしれませんが、まぁ、私ゃそのくらいの人間なのでご勘弁頂くとして。

パソコンの前に麻呂の写真を置いて書きました。

マウスパッドは、生きている頃、麻呂の写真で作った物です。

病気になってからの麻呂は一枚しかありません。

一度目の手術が成功して退院してきたときの物です。(先日アップしてあります)

<思い出作り>みたいになってしまうから撮らないようにしていました。

絶対に完治すると言い聞かせてましたし。

思えば、麻呂は状態が良くなった一ヶ月は<取り戻そう>としていたのではなく、<生き急いでいた>のかもしれません。



いつまでも引きずっているつもりはありませんでしたが、それ以上に忘れてしまうことが嫌だったです。

今回これを書いてみて安心しました。

ちゃんと生きてる、麻呂。

匂いまでしてきましたし。

そして、書きながら何度となく泣いてしまいました。








人間ってなんだろね?

そんなに偉いんかね?

私も最終的なところで結局殺してるんですけどね。





麻呂は生きていくことのしんどさ、それだけで大変なんだよって身をもって教えてくれました。

絶対忘れねぇもの。




安楽死させるときに、3本くらいの注射をうって、それがチューブを伝わって血管に入っていくのですが、今やる!って決めなきゃ1年かかるって思いました。

麻呂が楽になるから、助けるからって気持ちがなかったら決断なんてできてませんでした、きっと。

最後に、「麻呂はいいなー。」って声出しているときに、係の看護婦さんが号泣していたのを必死で手で制していました。

台無しですから。

ですが、ちょっとだけ救われた気持ちにもなれました。




当時、まぁ今でもですがこんな風に考えるようにしています。



「麻呂の病気を治してやるには、ものすごく強い薬を飲まなきゃならない。

 効き目は抜群。

 絶対に治る。

 だけど、副作用がある。

 それだけ効くんだから、副作用も強い。

 それは、俺が見えなくなってしまう・・・て副作用。

 でもね、苦しいのとか痛いのとかどうしても治してあげたいから。

 そこだけ、そこだけ我慢してね、麻呂。」









麻呂を支えてくれ、そして壊れかけていた私を支えて下さった病院の先生やHさん、友人、皆に改めて感謝の気持ちを伝えたいと思う。

ありがとうね!




















 






4

長いから。興味ない人はとばしてねー。

秋ですから。

本をね、読むんですよ。


まぁ元々本が好きだったワケじゃなく、ガキの頃は母親に


「本を読め。それ以上アホウになったらどーする。」


なんて毎日のように言われておりました。


特に夏休みなんか。

ただ単にじっとさせていたかっただけでしょうが、私はそんな大人達の思惑には乗りません。



「意地でも読まない。絵もないし。面白くねぇ。」


まーとにかく読みませんでした。

マンガは大好きだったけど。

あのころは少年ジャンプを愛読しておりました。

アラレちゃんとかの連載が始まる前。



江口寿とか大好きでね。

秋本治もまだ当時は山上たつひこのパクリで山止たつひことかいうペンネームでした。

あまりにもおもしろかったので「こち亀」(当時はそんな呼び方しなかったけど)両さんの単行本を買っていました。

当然作家名は山止たつひこ。

何巻からかな、秋本に変わったのは・・




いつも通り話が横道にそれておりますが、とにかくだんだんにでも読むようになってきたのは18才くらい、人並みに読むようになったのは20才を大きく過ぎてからではなかったでしょうか。



とにかく最初にはまったのは文句なしに司馬遼太郎。

9割方ノンフィクションでしょ?

もう面白いったらありゃしなかった。


当然、幕末大好きになっちゃって。

氏の著書は殆どそろえました。

が、いろんな人に



「あ、これ貸して!」


「うん、いーよー。」


攻撃を受けて、現在ではずいぶんと減っております。

返してもらえないから。







んで、何が言いたかったかというと。


こないだ読み終わった本でね、久しぶりに号泣してしまったのがあって。

電車とか公共の場所でクライマックスを読んでなくて良かった。

嗚咽に似た涙がとまらなかったんですもの。



「象の背中」



書いたのは 秋元 康さん。


・・・

会ったこともないのにおかしな話なんだけど、なんかあんまり好きな感じの方ではなかった。

だから、この本も当然自分で手に入れたわけではなく、友人から回ってきたもの。



「面白いよ・・・」


(・・・)の含みが気になったけど、まぁせっかくだから読んでみるか的に。


最初は私も穿った読み方をしておりますよ、はい。




「なるほど、流石は放送作家だけあって画を捉えた書き方してるなー。うんうん。ディレクター感覚がフィードバックされてる、っていうかそれも当たり前なんだろうなー。」



なんて。


でも、ずーっと腹に重いものを抱えたような状態でストーリーが進んでいくので、早くすっきりさせたいと言う気持ちが手伝ってどんどん読んでしまう。

で、最後は大泣き、と。




いやいや、久しぶりに泣いたわ。

ほんとに。


トータルして言うと面白いですよ、特に私くらいのオッサンには。

女性はどうかな、好き嫌いがあるかもしれない。





で、翌日、速攻で同タイトルのビデオを借りました。

はい・・・




納得。

面白くも何ともねぇ。

嫌われないような編集も好きじゃないし、全体的に軽い。

これは俳優さんの問題じゃないような気がする。



・・・

テーマ的には画に起こすのは無理があるのかしらねぇ。



あらゆる作品に共通していますが。

やはり人間の持つ想像力というものには予算が関係ないからね。

どうしても本の時点の方が面白くなってしまうんでしょうなぁ。



うんうん、いとをかし。









さて、読もうと思って読まないことにした本があります。

これも映像になっているようですが、問題が多くて描写に神経質になっていると言うことらしく。

かなり柔らかめなモノらしいです。



ですから、もしもこの映画や品に興味がある方は、いきなり原作を読んでみて下さい。

今の日本人が知っておいた方が良いこと、知らなきゃダメなこと、いっぱい書かれております。


これに似たことを表現しているモノを調べたことがあり、私は自分の存在や宇宙観まで見失いかけたことがあります。


だから、読まないんじゃなくて、よ・め・な・い。




<闇の子供たち>


って本。


・・・

是非感想を聞かせて下さい・・・  (ミセスへからさんやなをちゃん、いかがですか?)






今、本屋さんでオモローな本を探しておりますのです。

お勧めがあれば教えて下さいませ。

















<麻呂のお話 9>



その当時私は車を持っておりませんでした。

ですから、「ゲキ塾。」で一緒にやっているヤッサンに世話になり、度々貸してもらっておりました。


麻呂9



朝。

痙攣がひどくなってきています。

5分に一度、というものではなく、痙攣の合間に大人しくなる時間がほんの少しある、という。


私は抱き続けています。

強く。



強く抱いていないと、痙攣の度にものすごい回転で壁や物に身体をぶつけながら転がっていくんです。

前足はだらりと垂れ下がり自分の身体を支えることができません。

後ろの足は最早ただの飾りのようです。


歩く、というか前進するときは、胸をよじりながら前の手をばたつかせ、邪魔になった後ろ足を引きずるようにして。

何かの肉がうごめいているだけです。


ありとあらゆるところをヒクヒクと痙攣させ、口は半開きで首も横を向いたまま。



ですが、目はしっかりと力強い光を放っておりました。

放っていると思いました。




「まだまだ、何のこれしき。お兄ちゃんともっと遊ぶんだ!」



そう言ってました・・・





「心配するな、麻呂。おまえは強いんだ。絶対に治してやるからな!」




ヤッサンに借りた車で病院に向かいました。


病院が開くずいぶん前に到着し、駐車場で待っていました。





「何か甘いものでも喰うか?」




普段は甘い物はやりません、が、時が時です。


痙攣で暴れても良いように、薄手のジャンパーの中に麻呂の身体をつっこんでシュークリームを買いに行きました。

店内の甘い匂いに誘われて鼻をヒクヒクさせています。





「ほら、好きなだけ食べな。遠慮しなくて良いよ。」


ものすごい嬉しそうな顔で私にほほえみ、ぺろぺろと顔を舐めてきます。


舐めて・・・


シュークリームを鼻先に出してやりますと、パクリと・・・・・・・・・・・


食べることができませんでした。

麻呂の口はむなしく宙を噛み、歯と歯がぶつかる乾いた音を響かせるのみでした。






「・・・そっか、麻呂、もう目が見えないんだな。思ったところに口を動かせないんだな・・・」






「あれ、おっかしーなー、へへへ、ちょっと間違えちゃった。よいしょっ・・・あれ・・・?」





もういいよ、麻呂。

ほら、お兄ちゃんが喰わせてやるから。

私はシュークリームを小さくちぎり、クリームを私の指に塗って口の中に入れてやりました。




「うわー、美味しい!」



「なぁ、甘いだろー。よかったなー。たまにはお兄ちゃんだって甘い物をあげるんだよー。」




麻呂は噛む力を調節することもできなくなっていました。

がぶり、がぶりと一口ずつ全力で私の指もろとも噛みついています。



何個くらいのシュークリームを喰わせてやったでしょうか。

ちぎって、ちぎって。

指は所々出血していましたが、これっぽっちも痛くありません。




麻呂の口の周りを拭いてやり、ミルクを手で飲ませている頃に病院は開きました。



麻呂10




昨夜、といいましても先ほど、先生のご自宅に夜中の失礼を詫びて連絡はしてありました。

一番に診察台に載せてもらい状況を説明します。



先生は、優しくも威厳のある声で私に言いました。





「・・・妹尾さん、どうしたいですか?」





この病院でお世話になる前から、麻呂には強制的に選択肢に入れられているワードがあります。



<安楽死>



つまり、麻呂をこの身体の状況で再手術させてもう一度奇跡を呼ぶか、それとも安らかな眠りにつかせるか・・


この二者択一を選びなさい、ということでした。








私は麻呂の前では強くあろうとしていました。

病気なんかなんてことはない、お兄ちゃんと一緒なら全然平気だぞって安心させたかった。

大好きだったから。

愛していたから。

ずっと一緒にいたかったら。

生きて欲しかった。







私は自分の感情に負けて、この時間違った判断をしたのかもしれない。






麻呂7



「先生、麻呂は強いんです。目が言ってますまだまだ頑張れるって。お願いします、手術をして下さい!」


必死に。

必死にお願いしていました。





「・・・・分かりました。ただ、リスクは前回よりもはるかに大きいですよ。あの手術だってここまで後遺症なしに戻ってきたのは奇跡なんですから・・・」



「はい、覚悟はします。が、大丈夫です。奇跡を起こしますから!」







・・・?・・・何?・・・   を    起こしてみせる   から   ?







早い処置が必要だと言うことでその日のうちに手術になりました。



「麻呂、さっきシュークリームいっぱい食べただろう?あれでパワー全開だよ。手術なんて屁でもないから。頑張ってな!」



「うん!お兄ちゃん、僕に任せてよ。またいっぱい遊ぼうね!頑張るね!」








きつい手術なので、多分2~3日後に電話をするのでそうしたら来て下さい、と言われて家に戻りました。


地元の氏神様にその足で行き、先日ここに麻呂と二人でお礼を言いに来たことを思い出し、またお礼を言いに来ますので是非助けてやって下さい・・と祈りました。


この時は自分の中に時間の概念が無く、1時間なのか1秒なのか何がなんだか分かりませんでした。











4日後くらいだったと記憶しています。

気の遠くなるような長い時間を無為に過ごしたようです。




「麻呂君に「会いに来て下さい。」




病院から連絡がありました。


例のピンクのバッグに麻呂の大好きなお菓子を入れて電車に飛び乗りました。







「人間って、そんなに嫌なことが続くもんじゃない。
麻呂はまた前のようにめちゃめちゃ元気で飛びついてくる。
絶対に元気になっている。
否、もしも脳がやられて俺のこととか分からなくなってしまっていても良い。
元気な身体になってさえいてくれればいい。
また最初から友達をやり直せばいいだけなんだから。

・・・・・・・・・

おおっ、麻呂ーおまえは本当に強い男だなー、俺、尊敬するよー。
すごいなー、すごいなー、麻呂はすごいなー。

大好きだよ、麻呂。
ずっと一緒に遊ぼうな!」
















病院に駆け込むと、すぐにそれと分かる鳴き声が!

叫んでいます。

俺を呼んでいます。

・・・・・



正直なところ、この後、この病院で何が起こったのか細かいことを記憶しておりません・・・


ただ先生の言ったことは覚えております。







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