・・・されど役者的妹尾blog

太く拡げよう僕の細道   since.2006.4.14
3

延長入りまーす



歯科医院。

なんというおぞましい響きでしょうか。

ドアをくぐった瞬間からあの独特の匂い、音、それらを打ち消そうとしても全く効果のないBGM。

正に骨を削る恐怖が襲ってくるのです。



私は過去、眼球にに注射、腕に針が残って血が逆流、魚の目に注射の時は失神しないように猿ぐつわ、アンド大人数人に覆い被さられる…等々ですっかり注射怖い男になりました。

歯でいえば、上の親知らず、根っこが健常の根っこの外を回りこんでて、漫画のようなドリルでガキガキされて。上顎が全部外れそうな感覚に。

大人になってからは唾石というものが唾液腺の中に詰まってしまい、中から切開手術で大学病院に入院させられました。

大酒飲みでタバコもガンガン吸っていた頃は麻酔がさっぱり効かず、何本も何本も打たれてまぶたまで腫れ上がって顔面の感覚を失いました。

ガキの頃からの歯の思い出は…顔と顎を固定されたまま、多くの人に蹂躙された、そんな感覚です。

当然歯医者さん大嫌い、怖い怖い病です。




それがまた今回、今まで何も悪さをしていなかったのに急に暴れ始めて…親知らず。

親は俺だろ!と突っ込みたくなりますが、とにかくあと二本、下の両側のそれを抜歯しなければならなくなりました。



真横に生えていて元気な歯にくい込んでいます。

ううう…大変な手術になるんですって。

また昔のように大学病院に回されたり入院させられたりするのでしょうか。

心の底からビビってます。



そしてとうとうその日を迎えました。

16時、約束の時間、約束の場所に向かいました。

受付を済ませ、胸の鼓動を抑えながら心の中で読経します。

ああ、怖いよー、怖いよぉ、嫌だよー…。

勝手に生えてきて金使わせて痛みと恐怖をもたらす悪の大魔王。

私がかつて戦ったどんな敵よりも理不尽な敵。



「くっそー、親知らずめ、未来永劫おさらばだ!」



気合を入れ直し(開き直り)気を引き締め直した(失いかけた)その時、看護婦さんが私の名前を呼びました。


「妹尾さん!」



「応よ!!」



いざ、決戦!

時は来た、心静かに立ち向かわん!

心の中で瞬転し、ふんどしを締め直して立ち上がります。

診察室のドアノブに手をかけた時、またしても看護婦さんが私に呼びかけてきた。



「ご心配めさるな…私は今、心静かです。恐怖も不安も通り過ぎました。全ての神の意思を受け入れる準備ができています。天下無双、いかなる敵をも迎え入れることができます。そう、私は風…そんな心境なのです。」


「あ、違います。妹尾さん、ご予約明日ですよね? 確認しましたが間違いないです。本日はちょっと混み合ってますし、時間のかかるオペですのでご予約どおりにお越しいただけますでしょうか?」



「………。あはい。ゴメナサーイ。」



恐ろしすぎて日付間違えてた。

恐怖延長の巻き。


言うてる場合かどあほブログ。










0

自分が……ない



すみません、ずいぶんと間が開いてしまってばかりで。

こういう発信するところには楽しいことだけを書いていこうと決めていたのですが、そういう内容が日常に見つからなくて閉口しておりました。

さ、プロジェクトを動かし始めます。

芝居造り、開始。

やっと面白そうな記事を発表できそうです。

まだまだ準備期間ですので暫くお待ちください!

start.png





4

金銀パールぷれぜんと(昭和)


京都に少しだけ立ち寄る機会がありまして。

お墓参りを兼ねて、中学生以来の京都巡りをすることにしました。

時代劇で太秦には何度も行ってましたが、仕事で動ける範囲は限られています。

ましてや観光なんかするはずもなく。

ちょっとウキウキ、車を運転しながらどこに行こうかと頭をめぐらせましたが…幕末までの国会議事堂、二条城や志士が跋扈したあたりをゆっくりと、なんて時間はありません。

龍馬や桂と酒を酌み交わしてみるのはまた次回にしておきまして、今回は修学旅行の再現てことで金閣寺、銀閣寺、平等院に決定しました。

奈良の大仏様が入れば完璧です。

無題


宇治平等院、10円のイメージが強すぎて茶色の古ぼけた建物だと思い込んでましたが、ピッカピカなんすね!

驚いた。

さ、時間が無いし大した思い入れもないので早々に立ち去ることに。

次は銀閣寺。

IMG_4209.jpg

私、修学旅行が終わってから社会のS先生に


「金閣寺と銀閣寺、どっちが良かった?」


という質問をされて、圧倒的少数派で


「銀閣寺!!」


と答えたことがあります。



「妹尾、そらまたなんでなら?」



「なんか、銀閣寺の方が落ち着きがあって、しうぇー(渋い)感じがする。派手ならええってもんじゃねえと思う。」



的なことを発言し、当時のS先生にえらく感心されたことがあります。

学校で褒められることがほぼ無かったので、こういうのはしっかりと記憶してるんですね。

で、今回の銀閣寺。

うん、やっぱりいいもんです。

建物は近づいてみたら…??ですが、全てを含めての庭園が歩いているだけで当時を忍ばせる趣深さがありました。

この同じ道を歩きながら、室町八代将軍の足利義政はさぞかし鼻高々だったんだろうなーとか。

今の私よりも若いんですものね。

市井の人々にも解放していたらしく、皆さんはどんなことを話してたんだろ?みたいな。


うん、いとをかし。
(趣があって良いものだなあ)


IMG_4235.jpg

金閣寺、ピッカピカ。

はいはい、今も昔も私の換装は大して変わりませんでした。

しかも金閣寺歩いていたら雨降ってくるし。

サクサク早歩きしてやり過ごしましたさ。



今回、修学旅行のことを一つも思い出せませんでした。

きっと、当時の私は

「単に古い寺を歩かされて面白くもなんともない、こんなところよりも早く宿に行って共だと騒ぎたい。」

これに間違いありません。

今も昔も変わらずアホですから。


*************************


我慢の限界ですね。

寒いの。

夏、どこかで安く売ってないものでしょうか。

海を探して旅立ちますか。

DSC_1421.jpg